オグリの里

 ラストランでの有馬記念制覇をたたえる伝説のオグリコールから四半世紀。2010年の永眠後も、全国の競馬ファンが選ぶJRA「未来に語り継ぎたい名馬」のベスト3にランクされるなど、輝きを増し続けるオグリキャップ。名馬、名手の里・笠松競馬からJRA入りして快進撃を続け、地方と中央の垣根を超越した走りでファンの心をつかんだ。地方・中央の人馬交流の懸け橋となった功績を広く顕彰するとともに、その魅力を皆さんと語り継ぎたい。

最多勝記録に挑む佐藤騎手、向山騎手

(笠松・優秀者表彰から)
写真:悲願のリーディングジョッキーの座を獲得した佐藤友則騎手

悲願のリーディングジョッキーの座を獲得した佐藤友則騎手

 騎手の優秀者表彰では、昨年141勝を挙げて悲願のリーディングジョッキーに輝いた佐藤友則騎手が2年連続の受賞。2位の向山牧騎手は4年連続7回目の栄誉となった。

 佐藤騎手は昨年、初めてのリーディングの座を、吉井友彦騎手(2年連続リーディング)から奪取した。今年2月には地方競馬通算1200勝も達成。出走するからには「全部勝ちたい。一つも落としたくない」と勝利にどん欲で、今年は東川公則騎手の年間最多勝記録「159勝」超えに燃えている。3月前半までに35勝を挙げてトップを快走しており、今のペースなら160勝は十分に狙えそうだ。

「武者修行で、どこかに行きたいです」と意欲を見せ、チャンスがあれば、南関東や園田、高知などへも遠征し、さらに上を目指して腕を磨いていく構えだ。 JRAのレースでも昨年3勝を挙げ、地方騎手としては2年連続トップの成績だった佐藤騎手。名古屋の木之前葵騎手がテレビ番組でJRAの馬券にチャレンジした時には、好騎乗で大穴馬券を提供して感謝されたこともあった。全国的にも「隠れ友則ファン」は多いようで、今年は中央の重賞戦線でも騎乗機会さえあれば、上位をにぎわせてくれそうだ。かつてのアンカツさんのように、今後も「笠松に友則あり」を中央のファンにアピールしてほしい。(続きを読む...)

「オグリの里」一覧

〜バックナンバー〜

※項目をクリックでリスト展開。

筆者プロフィール

【ハヤヒデ】
80年代から笠松競馬を愛し、オグリキャップの走りに感動した競馬ファンの一人。岐阜新聞社に勤務。