オグリの里

 ラストランでの有馬記念制覇をたたえる伝説のオグリコールから四半世紀。2010年の永眠後も、全国の競馬ファンが選ぶJRA「未来に語り継ぎたい名馬」のベスト3にランクされるなど、輝きを増し続けるオグリキャップ。名馬、名手の里・笠松競馬からJRA入りして快進撃を続け、地方と中央の垣根を超越した走りでファンの心をつかんだ。地方・中央の人馬交流の懸け橋となった功績を広く顕彰するとともに、その魅力を皆さんと語り継ぎたい。

オグリひ孫、夏のスプリント王者

写真:現役時代のオグリキャップ。ひ孫にあたるラインミーティアが夏のスプリント王者に輝いた

現役時代のオグリキャップ。ひ孫にあたるラインミーティアが夏のスプリント王者に輝いた

 オグリキャップのひ孫にあたるラインミーティア(牡7歳、水野貴広厩舎)が、阪神「セントウルS」(GU)で2着に突っ込み、JRAのサマースプリントシリーズ王者に輝いた。

 ラインミーティアは、7月の新潟・直線1000メートル「アイビスサマーダッシュ」(GV)で、オグリキャップの血統を受け継ぐ競走馬として初めて、中央重賞勝利を飾った。シリーズ最終戦となったセントウルSでも西田雄一郎騎手が手綱を取った。距離が1200メートルに延びたためか、単勝は6番人気だったが、低評価に反発するかのような痛快な走りを見せてくれた。

 中団を進み、ラスト200メートルから内に切れ込むと、ゴール前で鋭く伸びた。勝ったファインニードル(牡4歳、ミルコ・デムーロ騎手)には1馬身余り届かなかったが、短距離での差し脚は破壊力十分。西田騎手とのコンビで2勝、2着1回と相性も良い。サマースプリントシリーズで合計16ポイントを獲得。14ポイントのエポワスを逆転して、栄冠をつかんだ。(続きを読む...)

「オグリの里」一覧

〜バックナンバー〜

※項目をクリックでリスト展開。

筆者プロフィール

【ハヤヒデ】
80年代から笠松競馬を愛し、オグリキャップの走りに感動した競馬ファンの一人。岐阜新聞社に勤務。