ふるさとへの便り

佐藤騎手に続け、JRA初勝利目指す吉井騎手

写真:笠松競馬の成績優秀者表彰を受けた後、花束を手に笑顔の佐藤友則騎手(左)と吉井友彦騎手

笠松競馬の成績優秀者表彰を受けた後、花束を手に笑顔の佐藤友則騎手(左)と吉井友彦騎手

 花束を手に笑顔のツーショット。笠松競馬場内のウイナーズサークルで、ファンの前でポーズを決めているのは、2015年の成績優秀者表彰(騎手部門)を受けた吉井友彦騎手と佐藤友則騎手。吉井騎手は32歳で京都府出身、佐藤騎手は34歳で岐阜市出身。笠松の「走るドラマ」を盛り上げる良き友であり、ライバルでもある。今年も笠松リーディングを争い、中央での勝利にも意欲を見せている。

 吉井騎手は昨年129勝を挙げ、2年連続でリーディングに輝いた。笠松のエース格となったが、JRAではまだ勝利がない。オグリキャップの誕生日だった3月27日には、中山に遠征し、五つのレースに騎乗。笠松のリックカグラ(森山英雄厩舎)で挑んだ3歳戦(芝1200メートル)は完敗に終わったが、全てのレースで騎乗馬を人気以上の着順に導き、存在感を示した。

 第7レースでは、笠松在籍時に2連勝したことがあるモシモシ(牝6歳)に騎乗。単勝125倍の14番人気だったが、最後方から鋭く追い込んで5着に入り、掲示板を確保。3着とはハナ、クビ差で同タイムだった。「大外に出しての直線勝負で、いい脚を使ってくれた」と、さすが吉井騎手と思わせる好騎乗。応援馬券では、惜しくも3連複540倍をゲットできなかったが、次走が楽しみな走りだった。最終12レースでは、ラブミーチャンと同じサウスヴィグラス産駒のラブミークン(柴田大知騎手)が豪快に差し切り、3連単は100万馬券と大波乱。1、2着は当たっていたが、3着は13番人気でノーマークでした。

写真:2年連続で笠松リーディングに輝いた吉井友彦騎手。今年はJRAでの初勝利も目指す

2年連続で笠松リーディングに輝いた吉井友彦騎手。今年はJRAでの初勝利も目指す

 吉井騎手の今年の目標は「JRAでの初勝利と3年連続の笠松リーディング」と意欲を示す。中央未勝利とは意外だったが、「騎乗機会が少ないからな。地方からの参戦だが、JRAの新人騎手と同じような気持ちで初勝利を目指してくれ」と、背中を押したくなった。笠松からの中央挑戦といえば、大先輩のアンカツさんが道を切り開いてくれた。吉井騎手はこれまで26戦して3着以内もないが、騎乗馬に恵まれれば、結果を出してくれるはず。今後もチャレンジを続けて、藤田菜七子騎手らJRAの新人に負けずに、早く初勝利を飾ってほしいものだ。

写真:ファンと握手する佐藤友則騎手。昨年は108勝で笠松リーディング3位。中央での活躍も目立つ

ファンと握手する佐藤友則騎手。昨年は108勝で笠松リーディング3位。中央での活躍も目立つ

 佐藤騎手はJRAでこれまで4勝を挙げているが、初勝利は27戦目となった2008年4月の阪神競馬場だった。これが圧巻のレースで、16番人気のクイックリープに騎乗し、単勝4万7360円、複勝9990円の記録的な超大穴で勝利した。昨年は中央で2勝、2着3回、3着4回と、全国の地方所属騎手のうちトップの成績。笠松仕込みの先行力を武器に、今年も3月末現在、地方騎手ではただ一人勝利を飾り、2着1回、3着3回と好成績。4、5月も阪神や京都に参戦予定で、大暴れが期待される。主戦場の地元・笠松では「初めてのリーディングを目指して、(吉井騎手らに)負けないように頑張たい」と闘志を燃やしている。

 ベテランの東川公則騎手、向山牧騎手とともに「笠松の顔」としてさらなる飛躍が期待される吉井騎手と佐藤騎手。今後もJRAやダートグレード(地方・中央交流)への挑戦を続け、中央の騎手をアッと言わせる勝利を飾ってほしいものだ。

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コメント一覧

W友応援団 / 2016.04.21
いつも本当にファンの事を大切にしてくれているこのお二人。
そんなファンにとても優しい二人が益々活躍してくれる事を期待しています!

msms / 2016.04.02
笠松所属騎手の中央での健闘は嬉しいですね。
私も、先週の吉井騎手とモシモシには最後の直線で夢を見させてもらい、益々応援したくなりました!!

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