オグリの里

オグリキャップ七回忌法要

夢の続きは孫たちに託して
写真:オグリキャップの馬碑や献花台は、ファンの供花で埋め尽くされた

オグリキャップの馬碑や献花台は、ファンの供花で埋め尽くされた

 オグリキャップの七回忌法要が7月3日、北海道新冠町の優駿メモリアルパークで営まれた。笠松時代の初代馬主だった小栗孝一さんの家族、生産者の稲葉牧場や種牡馬生活を送った優駿スタリオンステーションの関係者、全国のファンら約100人が参列。笠松から中央へと力強く駆け抜けたキャップの「魂の走り」をしのんだ。

 雨上がりの初夏の日差しの下、オグリキャップ馬像はまばゆく輝き、馬碑の前や献花台は「いとしのアイドルホース」「感謝をこめて」などとメッセージ付きの供花で埋め尽くされた。小栗さんの友人・舘徹さんからは、オグリキャップの日本酒3升瓶(特注)が供えられ、オグリキャップサイダーが参列者に配られた。

写真:光り輝くオグリキャップ馬像前。稲葉牧場や小栗さんの家族らが参列した

光り輝くオグリキャップ馬像前。稲葉牧場や小栗さんの家族らが参列した

 馬頭観世音前の祭壇では、読経が流れる中、小栗さんの妻・秀子さんや長女の江島勝代さんをはじめ、稲葉牧場の稲葉千恵さん親子ら参列者が次々と、キャップの功績をしのんで静かに手を合わせた。

 参列者を代表して須崎孝治(株)優駿代表取締役が「遠方からの小栗秀子さんらご家族、生産者の稲葉牧場、多数のファンの皆さまから、多くのお花や供え物を頂きましてありがとうございます。オグリキャップも草葉の陰から、大変喜んでいるでしょう。昨年生誕30周年を迎えましたが、忘れられない永遠のスターとして皆さまの心の中に残っていることでしょう。七回忌法要が無事に終えられ、感謝申し上げます」とあいさつした。

写真:しめやかに行われた七回忌法要。祭壇で手を合わせる参列者

しめやかに行われた七回忌法要。祭壇で手を合わせる参列者

 小栗さんの家族からは、秀子さんが「皆さんにお参りしていただいて、感無量です」と、江島さんは「皆さんにも、キャップにも『ありがとう』の感謝の気持ちしかないです」とメッセージを寄せた。

 オグリキャップ最後の産駒ミンナノアイドルが、新冠町の佐藤牧場で繁殖に励んでおり、ストリートキャップ生産者の佐藤信広さんは「強い馬はいっぱいいるが、(キャップのように)こんなに愛される馬はいない。ミンナノアイドルも新たに受胎しており、オグリキャップの孫を育てて、その血を受け継いでいきたい」と夢を語っていた。

写真:キャップと小栗孝一さんの写真を囲んで、笠松でデビューした名馬の活躍をたたえる家族ら

キャップと小栗孝一さんの写真を囲んで、笠松でデビューした名馬の活躍をたたえる家族ら

 日高で生まれ育ち、笠松でデビューして急成長。中央での大活躍で「ファンの記憶に残る最高の名馬」として輝き続ける芦毛の怪物。オグリキャップ馬像建立には、全国から延べ1276人の寄付があったという。6年前、有馬記念が開催された中山競馬場で1口寄付したことを思い出したが、新冠できらめくオグリキャップ馬像の雄姿には、今もファンの熱い思いがぎっしりと詰まっている。キャップやローマンの孫たちへとつながるオグリ一族の夢の続きは、稲葉牧場や佐藤牧場など馬産地の生産者の手に託された。

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筆者プロフィール

【ハヤヒデ】
80年代から笠松競馬を愛し、オグリキャップの走りに感動した競馬ファンの一人。岐阜新聞社に勤務。