オグリの里

ラブミーチャン、子育て奮闘

写真:ラブミーチャンと今年3月に生まれた次男は親子そっくり

ラブミーチャンと今年3月に生まれた次男は親子そっくり

 ラブミーチャンが繁殖馬生活を送り、子育てに奮闘している谷岡牧場(北海道新ひだか町)。愛情たっぷりに世話をしている牧場スタッフは、ミーチャン親子のことをどう見ているのか。牧場での暮らしぶりや母親らしさが垣間見えるエピソードなども語ってくれた。

 谷岡牧場は、有馬記念や春の天皇賞を制覇したサクラローレルをはじめ、ダービー馬のサクラチヨノオーなど数々のGT馬を育ててきた「サクラ軍団」の名門。ラブミーチャンも3歳時の北海道遠征で世話になっていた。現在は代表の谷岡康成さんのほか、スタッフは4人で、繁殖馬20頭と子ども14頭ほどを管理している。

写真:仲良く一緒に放牧地へ入る親子

仲良く一緒に放牧地へ入る親子

 「競走馬としてのミーチャンは、ムキムキのスプリンターで、中身が詰まっている感じだった。長男のラブミーボーイと今年生まれた次男は、そんなに体は大きくないが、パワーがあって馬力が強いタイプ」とスタッフの1人。「次男は筋肉がすごい付き方をしていて、やはりムキムキ。いたずら好きで人にかまってほしいのか、手袋を食わえて遊ぼうとする。やんちゃですね」とも。兄弟の父はともにGT馬ゴールドアリュールで、「堅実に走って大物も出す血統。馬主に損をさせない種馬のナンバーワンかな。2頭とも短距離のレースでいいところへ」と期待を寄せる。

 とても子煩悩なミーチャンだが、ラブミーボーイが生まれた時には、初めての育児にかなり苦労したようだ。わが子を守ろうとして、人に対しても当たりがきつくなったという。放牧中、普段は子どもが離れると、鳴いて呼んだり、迎えにいったりして愛情を注いでいるが、ある時、パニックになった。同じ栗毛の親子と仲良くなった時のことで、ミーチャンは栗毛の別の子を、わが子と思い込んで追い掛けてしまったという。

写真:馬房内でのラブミーチャン

馬房内でのラブミーチャン

 牧場での暮らしぶりについては、「ミーチャンは笠松の厩務員(森崎隆さん)がちゃんと世話してくれていたから、気性面さえ気を付けていれば、手が掛からない。頭がいい馬で、人を信頼していて無駄な動きはしない。スタッフに甘えて頼り、何をしてほしいかをアピールしてくる」。でも、ひょうきんな一面も見せ、女性スタッフによると、「馬房内の清掃などで背中を向けて隙を見せると、人の体をかじるふりをして驚かせてきたりもする」という。馬と人との良い関係なのかもしれない。

 今はお母さん馬として食欲旺盛で、放牧中は若駒を見守りつつも、ひたすら青草を食べる姿が見られた。コパノリチャードの子を受胎して、おなかが大きくなったミーチャン。今度は長女がいいかな。来年3月の無事出産を楽しみにしたい。

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コメント一覧

ミーちゃん大好き / 2016.8.16
ありがとうございます。子育てミーチャンの生活を知れてうれしいです。またレポートお願いします。

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