オグリの里

騎手のサインをもらおう

写真:3200勝を超す勝利を挙げ、安定感抜群の向山牧騎手

3200勝を超す勝利を挙げ、安定感抜群の向山牧騎手

 笠松競馬のベテラン向山牧騎手(51)は、地方競馬通算3218勝(9月末現在)を挙げて、笠松現役騎手の最多勝記録更新を続けている。新潟・三条時代には9度も騎手リーディングを獲得した名手で、競馬場廃止に伴い、2002年に笠松移籍後も大活躍。今年も77勝を挙げて騎手リーディング3位。アンカツさんがJRA移籍前に飾った3299勝の記録には、来年にも手が届きそうだ。向山騎手は、3200勝達成時には「ここは通過点で、4000勝を目指します」と前を向いていた。

 向山騎手は、笠松でもリーディングに輝くなど連対率の高さはさすがで、存在感は抜群だ。昨年、長年にわたる第一線での活躍が認められ、日本プロスポーツ大賞功労賞を受賞している。笠松へ移籍して間もないころ、場内で開かれた騎手3人によるファンへのサイン会で、たまたま向山騎手のサインを頂いたことがあり、今も大切に保管している。その後も親しみを感じて、応援馬券をよく買っている。

写真:1100勝達成のセレモニーで、ファンにサインをする佐藤友則騎手

1100勝達成のセレモニーで、ファンにサインをする佐藤友則騎手

騎手のサインは、重賞レースの表彰式後や100勝ごとの達成セレモニーなどで、ウイナーズサークル前に集まったファンたちが書いてもらうことが多い。お目当ての騎手が勝ちそうな時は、色紙をぜひ用意しておきたい。着ているTシャツや当たり馬券などに書き込んでもらう人もいるが、「お宝」のようでうれしいものかもしれない。

 10月8、9日には「第1回笠松競馬秋まつり」が開催される。「競馬場を歩こう」やキャラクターショー、プロレスなど盛りだくさんのイベントが楽しめる。9日(午後1時と同4時から)には所属騎手たちのサイン会もパドックで開かれ、ファンにとっては貴重な機会となる。騎手をより身近に感じられ、その後の応援にも力が入る。これからも年に何度か開いてほしい。

 笠松競馬秋まつりは、馬たちと触れ合える競馬場をもっと活用し、親子らが一緒に楽しめる「総合レジャーランド」と見立てて、来場者に無料開放する秋の祭典といえよう。他地区の地方競馬場でも開かれている企画だが、笠松でもようやく初開催となる。これも、馬券販売が好調で3年連続の黒字となり、経営的にも余裕が出てきたからだろう。土曜・日曜日の開催で、JRAの馬券も販売されるので、パパたちはこちらへもどうぞ。家族連れで来場して、思い切り楽しめるイベントとして、来年以降も定着して開催されるよう願いたい。

写真:笠松競馬秋まつりでイベントが開かれる競馬場内のパドック

笠松競馬秋まつりでイベントが開かれる競馬場内のパドック

 10月第1週の中央のレースでは、県民としても喜ばしいことがあった。2日の阪神12Rでコクスイセン(武幸四郎騎手)が勝ち、本巣郡北方町出身の寺島良調教師(35)=栗東=がJRA初勝利を挙げた。昨年12月に調教師試験に合格し、9月21日に開業したばかりで、7戦目でのスピード勝利となった。寺島調教師は「この馬もそうですが、亡くなられた田中章博調教師から引き継いだ馬とスタッフのおかげです。オーナーやスタッフ、周りで支えてくれる方々に感謝しています。これからもいい成績が残せるように一つ一つ積み上げていきたいです。調教師になることができたことに感謝していますし、これからも応援していただけるように頑張ります」(JRA発表)と喜びを語った。

 寺島調教師は、北海道大学時代には馬術部の主将を務め、競馬の世界には、牧場勤務を経て栗東トレーニングセンターへ。日本ダービーなどを勝ったキングカメハメハを育てた名門・松田国英厩舎で調教助手を務めていた。実家は地元商店街で老舗の書店を営んでいる。桜花賞などを制覇した3冠牝馬のアパパネを管理した国枝栄調教師=美浦=も北方町出身である。郷土の偉大な先輩の背中を追って、寺島調教師の飛躍を期待するとともに、国枝調教師の悲願でもある「ダービー調教師」の座を、東西の厩舎からそれぞれ目指してもらいたい。

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