オグリの里

8日にラブミーチャン記念

写真:「笠松の快速娘」として中央勢を圧倒し、ダートグレード競走で5勝を挙げたラブミーチャン

「笠松の快速娘」として中央勢を圧倒し、ダートグレード競走で5勝を挙げたラブミーチャン

 西日本ダービー(園田)は地元のマイタイザン(杉浦健太騎手)が逃げ切って優勝。笠松から参戦したハイジャ(佐藤友則騎手)が5着、メディタレーニアン(藤原幹生騎手)は8着だった。JBCクラシックにはタッチデュール(佐藤友則騎手)が挑戦したが、優勝したアウォーディー(武豊騎手)ら中央の強豪相手で、13着に終わった。

 西日本ダービーに挑んだメディタレーニアンは、オグリローマンのひ孫にあたり、オグリキャップの母ホワイトナルビーの血脈をつなぐ1頭。母サンマルミッシェルは、キャップの生まれ故郷である北海道の稲葉牧場で繁殖馬生活を送っている。2歳時にJRA認定競走を勝つなど笠松で3勝を挙げているメディタレーニアンには、今後の飛躍が期待される。もう1頭のハイジャは、笠松重賞のゴールドジュニアを勝った素質馬で、脚部不安から復活への一歩を踏み出したといえる。

 今月8日には、2歳牝馬による「第3回ラブミーチャン記念」(1600メートル、SPT)が笠松で開催される。全日本2歳優駿(JpnT)などダートグレードで5勝を飾り、地方競馬の年度代表馬に2度輝いた「笠松の快速娘」ラブミーチャンの功績をたたえるレース。「プリンセス特別」から、一昨年「ラブミーチャン記念」に改称された。笠松育ちで中央勢を圧倒する活躍を見せたスターホースのうち、その馬名を冠にした記念競走はオグリキャップ記念、ライデンリーダー記念に続き3レース目。

 9歳になったラブミーチャンは現在、北海道の谷岡牧場で元気に繁殖馬生活を送っている。昨春から順調に長男のラブミーボーイと次男(ともに父ゴールドアリュール)を出産しており、今年5月には父コパノリチャードの子の受胎も確認された。来年3月には第3子の無事出産が期待されている。

写真:ラブミーチャン記念が開催される笠松競馬場。2013年のオッズパークグランプリでは、地元で3年ぶりの優勝を飾ったラブミーチャン(左)

ラブミーチャン記念が開催される笠松競馬場。2013年のオッズパークグランプリでは、地元で3年ぶりの優勝を飾ったラブミーチャン(左)

 今年のラブミーチャン記念の他地区選定馬は、残念ながら出走回避が相次ぎ、金沢シンデレラカップを勝ったヤマミダンス(金沢)1頭のみが参戦する。名古屋からの出走もなく笠松勢が9頭を占め、「地方全国交流」というには寂しい顔触れになってしまった。地方競馬の牝馬を対象にした「グランダム・ジャパン2016」2歳シリーズの一戦でもあるラブミーチャン記念だが、秋競馬真っ盛りで重賞競走が各地で相次ぐシーズン。2歳シリーズも3日にローレル賞(川崎)が開催されたばかりで、各陣営の思惑があるし、若い牝馬にとっては調整も難しいということか。

 笠松勢では、JRA認定競走勝ちがあるハローマイダーリン(佐藤友則騎手)とレッドレイジング(丸野勝虎騎手)が上位を狙える。JRA、北海道からの転入初戦をそれぞれ快勝したビットエポナ(筒井勇介騎手)、イスタナ(藤原幹生騎手)の一発も不気味だが、地元勢は全体的に小粒な印象。ただ1頭の遠征馬で、金沢では3戦3勝のヤマミダンスがやはり最有力で逃げ切りなるか。

 第1回の勝ち馬はジュエルクイーン(北海道)で、3歳になってからもオープン馬として活躍中。第2回の昨年は、吉井友彦騎手が騎乗したミスミランダー(北海道)が優勝し、今月2日のロジータ記念(川崎)も制覇するなどトップホースの道を歩んでいる。今年は、地元勢にも優勝のチャンスがあり、厩舎サイドも力が入る。笠松での重賞レースをステップにして、ラブミーチャンのようにダートグレード競走で活躍できるスターホースへと駆け上がってほしい。

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