オグリの里

笠松最高の大当たりは4000万円?

写真:ライデンリーダー記念などが開催され、年末シリーズの馬券販売が好調だった笠松競馬

ライデンリーダー記念などが開催され、年末シリーズの馬券販売が好調だった笠松競馬

 年末の笠松競馬、年明けの名古屋競馬と、東海地区の地方競馬が盛り上がりを見せ、馬券販売も好調だった。

 笠松は大みそかまでの5日間開催で、重賞レースのライデンリーダー記念や東海ゴールカップが行われ、にぎわった。入場者は前年並みだったが、最終日には3500人余りが来場した。馬券販売は連日2億円を超え、1日平均では約2億7000万円と、前年を約5000万円も上回った。この時期だから「こたつでミカンとインターネット」派も多かっただろうし、他場との相互販売も威力を発揮した。

 競馬ファンとしては、新年からビッグな初夢馬券をゲットしたいものだ。これまでの笠松競馬の最高配当は3連単の534万7770円(平成22年2月11日)である。そのレースを振り返ってみる。

 第6レース、上位に入った3頭はいずれも牝馬だった。単勝8番人気のマドンナウェイが勝ち、2着に最低人気の11歳馬、3着には3番人気の馬が入った。際どいゴールだったため、電光掲示板に着順と配当金額が表示されると、場内からは歓声とため息にも似た声が飛び交った。的中票数は1票。本場での購入者ではなく、場外かインターネット販売だった。3連複では134万800円(的中1票)、馬連でも39万1510円(的中3票)で、それぞれ史上最高を更新。馬単は的中なしで「特払い」となった。

 その後、この記録は7年間も破られていないが、かつて、笠松競馬絡みで超ラッキーなことがあった。お正月開催の「番外編」にはなるが、ファンサービスとして来場者に配布された初夢宝くじで、何と「4000万円」の大当たりが出たのである。年末から元日、2日にもレースを開催していた頃の出来事である。当時の専門紙「競馬エース」によると、数字の並びもいい平成11年1月11日の「掲示板」で、驚きぶりが次のように伝えられていた。

 「正月早々、景気のよい話が飛び込んできた。2日、笠松競馬場でファンサービスとして来場者へ配った自治宝くじのなかに、1等(賞金4000万円)、前後賞(同2000万円)の当たりくじ、計3本が含まれていたという。5000枚のうちの3枚。いきなりとんでもないお年玉が出たものである」

 そういえば、確かに笠松入場時に宝くじを1枚もらった覚えがある。「関東・中部・東北自治宝くじ=初夢宝くじ」で、1等4000万円は計4本。岐阜県内での1等当せんくじ売り場は、第一勧業銀行岐阜支店だった。バブル時代の名残なのか、笠松競馬もかつては夢のあるサービスをしていたものだ。1枚200円で5000枚配布ということは、計100万円分だ。たった1枚の宝くじでも、わずか100円の3連単馬券でも、大きな幸運を射止める可能性があるということだ。

写真:ゲートから勢いよく飛び出す競走馬。スタートの瞬間は、応援するファンも力が入る

ゲートから勢いよく飛び出す競走馬。スタートの瞬間は、応援するファンも力が入る

 有馬記念は「世界一馬券が売れるレース」といわれ、昨年も約449億円と「馬券大国」ぶりを発揮した日本。高配当が期待できる3連単がよく売れる時代ではあるが、地方競馬では配当の安いレースも多い。

 名古屋競馬は低配当が顕著で、正月の3日には1レースから6レースまで全て1番人気が1着で、2番人気が2着だった。「正月だし、どうせ安いだろう」と、運試しに馬連の本命1点買いを続けてみた。6レースまでは見事に当たったが、100円元返しや120円といった超低配当もあって、それほど増えなかった。複勝を当て続けて増やす「複勝転がし」ならぬ「馬連転がし」もできそうだった。

 地方競馬は平日開催がほとんどで、「来場するファンは年金生活の高齢者が多いから、安くても当てやすくしてある」といった声を聞いたことがある。小回りコースの笠松や名古屋は逃げ馬が圧倒的に有利で、勝負気配が感じられる競走馬は各レース4、5頭程度か。多頭数で難解な中央競馬よりも、はるかに当てやすいのは事実だ。

 かつては荒れるレースが多いことで有名だった笠松だが、最近では、低配当のレースも目立ち、穴党にとっては面白みに欠けるようだ。もう少し高配当で夢のある馬券を運んでくれるよう、意外性がある若手ジョッキーらの手綱さばきにも期待したい。

 また、これからはユニークなレース編成も必要だろう。成績の悪い馬ばかりを最終レースに集めて実施している、高知競馬の「一発逆転ファイナルレース」のように、波乱含みで高配当を演出するのも面白い。オグリキャップが笠松に里帰りした時には「芦毛馬限定レース」を実施して、大変盛り上がったことがある。今後、若いファンも観戦して楽しめるようなアイデアレースを公募してみてはどうか。笠松競馬の新たな魅力と、馬券販売のアップにつながるかもしれない。

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