岐阜酒好物語

挑戦者現る

写真:八つ橋のカクテル

八つ橋のカクテル

 毎日、ツイッターでお店の告知をしておりますが、そのツイートを見て、お一人でご来店されるようになられた女性のお客さまのお話です。

 数回目のご来店時に常連のTさんが、二つ離れた横に座っていらっしゃいました。そのときに、「ガリガリ君やゼリーを持ち込みしてカクテルにしてもらった」という話をしておりました。

 私自身、「なんでもカクテルに仕上げます」と、半分、笑い話のように女性のお客さまへお伝えしていました。

 次の週の土曜日になり、Tさんがいつものように来店され、それに続くように、他の常連のお客さまや、久しぶりの関東のお客さまが来店され、年末らしい混み具合の中、女性のお客さまも来店されました。

 飲み物を一通り出し終えたころ、女性のグラスが空いていたので、「お飲み物はよろしいでしょうか?」と聞くと、「前回、持ち込みで作る話を聞いたので、これで作れますか?」と出してきたのは、京都のお菓子「八つ橋」でした。

 多少、躊躇(ちゅうちょ)しましたが、「お作りします」と、製作を始めました。他のお客さまは、「腕の見せ所やなマスター」と茶化されましたが、出来上がりに興味を持たれてました。

 かなり柔らかくしないと使えないので、軽く水をふりかけ、レンジで温めて溶けやすい状態にし、麦焼酎と茨城県の木内梅酒を使い、少々のクラッシュアイスを入れ、ミキサーで攪拌(かくはん)して作りました。念のため、スプーンで味見し、「いける」と判断してカクテルを提供しました。

 女性の反応は、カクテルに仕上がったことに驚いた様子でしたが、飲んでみて、さらにビックリしたように、「これおいしいです。こんな味になるとは…」と感想をいただきました。

 他のお客さまも、「少し味見させて」ということで、わずかに残っていたものを差し出すと、「やるなマスター」と、その味を評価してくださいました。

 冒険心の強い、女性のお客さまのチャレンジャーでしたが、私にも新しい発見ができ、良いお勉強になりました。

     ◇

写真:Cafe&Bar Wizard

Cafe&Bar Wizard

 あけまして おめでとうございます。

 2018年最初の掲載で100話を迎えることができました。この先も皆さまに楽しんでいただけますよう執筆いたしますので、よろしくお願い申し上げます。

 お店の Cafe&Bar Wizard は、休まず元日より営業いたします。本年も皆さまのご来店を心からお待ちしております。

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