たい亭あたりの「おきらくご」
「落語ブーム」と言われます。
「女子の落語が熱い」
「イケメン落語家に
   群がる若い娘たち」
でも、メディアが報じるのは
ほんの一端に過ぎません。
だったらこの際美濃の地で、
上方落語と江戸落語、
両方気楽に語っちゃう、
名づけてこれが、
  「おきらくご」。
日本の真ん中岐阜でいざ、
開演です。

 終戦から72年たち、我々の暮らしは大きく変わったとたぶん皆さんが認識していることと思う。具体的に言うなら、交通手段も、通信手段も、食生活も、医療機器も、大きく進歩したのだ。

 実際、私の学生時代と比べても携帯電話やネットの発達で、例えば待ちぼうけを食らうこともなくなったし、待ち合わせ場所がわからなくても携帯が教えてくれる。

 駅でキップを買う必要もなくなったし、ほしいものはネットで注文すればすぐに自宅に届けてくれる。便利といえばこんなに便利な時代はないけれど、その中で落語という芸能にはその流れを妨げていると思われる考えが根強く残っていた。それが、いわゆる「本寸法至上主義」というものだったと私は思っている。

 落語は「口伝」といって師匠から弟子に口から口への伝達、つまり目の前で噺(はなし)をまるまる聞かせて覚えさせ、次に師匠の前で演じて許可が出た時点で高座でかけることを許される方式で長く続いてきた。俗に「三遍稽古」と呼ばれるものであるが、やがて時代の流れでカセットテープにとったり、師匠が演じているテープを聴いたりして何度も反復することが許されてくる。(続きを読む...)

 たい亭あたり
写真:たい亭あたり
岐阜では珍しい落語・演芸専門オフィスを主宰。
同時に岐阜市の小学校の落語クラブの外部講師を務め、
夏には学生落語の大会も主催するなど幅広く活動中。
夫人は武芸川で小さな喫茶店を経営。

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