2008 年 7 月 30 日

【沿岸バス銚子ツアー】(3)銚子電鉄の今、未来

カテゴリー: バス, 沿岸バス特殊ツアー, 鉄道 — 広瀬 丈士 @ 17:28

銚子電鉄デハ1002。元地下鉄銀座線の電車 沿岸バス銚子電鉄ツアーの連載3回目。いよいよ銚子電鉄の電車に乗ります。

 昼食後は歩いて銚子電鉄の仲ノ町駅へ移動します。
 歩いたのは、かつて銚子駅から銚子港へ延びていた貨物線の跡。銚子電鉄の向後次長の案内付きです。

 微妙にカーブした駐車場や道路。いただいた資料と見比べながら往時の姿に思いをはせます。
 線路跡はヤマサ醤油の工場に消えていきます。その隣の公園は新生(あらおい)貨物駅の跡。
 工場にはさまれた道を歩いていくと、銚子電鉄の仲ノ町駅に着きます。

銚子電鉄デハ702。車内で向後次長の話を聞いた 駅構内に止まっている電車(デハ702)の車内で、向後次長の話を聞きます。
 
 ウェブでの「ぬれ煎餅を買ってください」という呼びかけから始まった一連の動き。実は、問題というか課題はまだ解決していません。

 というのは、あの呼びかけは電車の検査費用を捻出するためのもの。電車の検査はできました。しかし、今後は老朽化した施設の更新を行わなくてはいけません。変電所、車両… これらに億単位の資金が必要となります。

 こうやって書くと、暗い話ばかりに思えるかもしれません。
 しかし、銚子電鉄の乗客数は増えています。特に観光客が多くなっているそうです。ぬれ煎餅も売れています。
 
 交通機関は、人を運ぶものです。
 その場所に資源、あるいは魅力があれば、人の動きが生まれます。
 交通機関のあり方を考えるということは、地域のあり方を考えることにもなります。

 向後次長の話を聞きながら、銚子のことと重ねて岐阜のことが自分の頭の中をよぎりました。 

 ただ、動いていない電車の車内は暑いですね… 
 
銚子電鉄デキ3。小さい電気機関車 このあとは夕方までフリータイム。
 自分は仲ノ町駅で入場券を買い、車庫の中を見学。マスコット的存在となっている小型の電気機関車、デキ3もいました。

 その後は終点の外川に向かいます。
 やってきた電車は1両編成。元営団地下鉄銀座線の電車です。車内は観光客と部活帰りの中学生で満員。

銚子電鉄外川駅。木造の駅舎 犬吠で観光客の多くが降り、車内はゆったりします。
 自分が銚子電鉄に乗るのは2回目なのですが、今回やっと全線完乗することができました。
 というのは、前回訪れたのは昨年の元旦。犬吠埼から初日の出を拝む人のための終夜運転の真っ最中で、犬吠-外川間には電車が走っていませんでした。
 ようやく訪れることができた外川駅。昔ながらの駅舎が残っています。

外川の町並み。坂を下ると海外川の漁港。防波堤の向こうは太平洋

 外川は漁港の町。駅は高台にあり、港へは坂を下ります。その途中に町が広がっています。
 この坂、結構急です。
 このツアーで、「銚子のにおいを感じてください」と言っていた方がいました。
 ここ外川は、潮の香りでしょうか。目の前には太平洋が広がっています。

 次回は銚子電鉄の車両をほぼ全部紹介します。
 

【写真1】銚子電鉄デハ702。車内で向後次長の話を聞いた
【写真2】銚子電鉄デハ1002。元地下鉄銀座線の電車
【写真3】銚子電鉄デキ3。小さい電気機関車
【写真4】銚子電鉄外川駅。木造の駅舎
【写真5】外川の町並み。坂を下ると海
【写真6】外川の漁港。防波堤の向こうは太平洋

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