運転士はポイント割り出し認識なし~名鉄岐南駅輸送障害

岐南駅の輸送障害で壊れたポイント=6月3日夜

岐南駅の輸送障害で壊れたポイント=6月3日夜

6月3日に名鉄岐南駅で電源が落ちた電車が止まり切れずポイントを壊した事案ですが、いくつか疑問点があったので名鉄に聞いてみました。

▽なぜポイントを割り出した電車の運転を継続したか

当該列車の運転士は、ポイントを割り出して壊したと認識していなかったということです。

指令には、当該列車の電源が落ちて、岐南駅を通り過ぎて止まった旨の報告があり、それにしたがって電源の再投入などの対応が進められました。

▽ポイントが壊れたのに気付いたのは

当該列車の次の普通電車(岐南7:47発)が発車しようとしたところ、信号が赤のまま変わらず、確認したらポイント故障が判明。これが7時51分ごろ。

▽故障したポイントを通過した列車があったのでは

特急など3本が通過していました。
名鉄岐阜発7:29の特急、同7:35発の快速急行、同7:43発の特急の3本。
いずれも岐南7:47発の普通がポイント故障に気付く前の列車です。
名鉄岐阜7:49の特急は、岐南の手前で足止めとなりました。


 

なお、当該列車に使われていたのは1850系1853編成。
1850系は3本ありますが、当該の1853以外の2編成も運用から外しているということです。


 

一方、原因についてですが、電気連結器内部に水分が付き、ショートした形跡があることが分かりました。

しかし、これまで雨や雪の中での電車の切り離しや連結は何十年と問題なく行われてきました。

なぜショートしたかについては、名鉄が第三者機関に詳しい原因調査を依頼しています。

【写真】岐南駅の輸送障害で壊れたポイント=6月3日夜

運転士はポイント割り出し認識なし~名鉄岐南駅輸送障害” への2件のコメント

  1. 広瀬様
    取材お疲れ様です。
    乗務員も指令もポイント破損の可能性に考えが至らなかったなんて事があるのでしょうか。故障も問題ですが対応全般にかなりの大きな問題を含んでいるように思います。

    残ったいくつかの疑問について可能であれば聞いて頂けませんでしょうか。

    ・岐阜側ポイントの通過時速度は?
    ※破損ポイントを40~50km/hで通過なので岐阜側ポイントはそれ以上の速度で通過したのは予想できますが、ホームで乗車待ちをしていた客にも危険は及んでいるので正確な数字を発表していただきたいです。

    ・実際に制動が効き始めた位置は
    ※これが明らかでないために岐阜側ポイント通過速度が割り出せないというのもありますが、非常ブレーキをかけたとされる673m手前の位置から停止位置や破損ポイント通過速度を考えても実際に制動が効き始めたのがかなり遅いと思われ、この間に何かあったのではないかと推測されます。

    以上よろしくお願い致します。

  2. 運転士が「ポイントの割り出し」を認識していないのは信じ難いですが、突然の電源喪失で気が動転したのかな。いろいろと問題がある事例でしたが、人的被害が無かったのは不幸中の幸いでした。

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