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多治見市で先月開かれた第5回ビジネスフェア「き業展」が例年にない活況を見せた。ビジネスに“良縁”を求め、出展した企業は東濃地方を中心に岐阜、中濃や愛知県などから前回を5割以上上回る130社が参加。会場は熱気に包まれた。
「き業展」は契約獲得、業務提携、企業PR、物販、求人を目的に多治見市と民間企業人らで構成する実行委員会の主催。同市では昨年10月、市が企業同士の仲介をし商談の場を設定した第1回ビジネスマッチング「企業お見合い」も開催、200件を超す商談が進んだ。
地域経済を活性化させるため、こうした事業を行政が中心となり“主催”するのは珍しいケースだ。
今回の「き業展」は会場をこれまでの市産業文化センターから無料駐車場もありフロアも広いセラミックパークMINOに移した。期間も土・日曜の2日間に延長。さらに出展料も出展企業の意欲を問うためにも無料から1ブース1万円としたほか初日夜には商談などを後押しする飲食交流会も開いた。結果、期間中の来場者は2000人を超える盛り上がりを見せた。
元気な企業もいれば伸び悩む企業も多い。技術はあるが売り方が分からない。今、社で出来ることを知ってもらいたい。そのための企業ネット、人脈が欲しいーなどビジネスチャンスを求める各社の思いは熱く、前向きな若手経営者が多かった。
新たな出会いを求めアンテナを張る出展企業同士が会場で契約、提携する社も多く見られた。前回の「き業展」の契約獲得は20件、業務提携は9件だったが、今回はこれを上回る数字を見込んでいる。
東濃西部では地場の窯業界も疲弊。昨年は老舗といわれる陶磁器関係の会社が相次いで民事再生法の適用を申請した。最近では経費に占める燃料費の割合が大幅に増加、まさに業界はあっぷ、あっぷの状態だ。「き業展」ではこうした窯業界よりサービス・IT関連業種の出展が目立った。
新年の各種団体の互礼会などでは変化に挑戦するリーダーの資質を問う声も相次いだが、「き業展」などを通し良縁をつかみ取ってほしいものだ。
(東濃総局長・各務勝)
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