守備で集中力欠く
漫然とした試合だった。FC岐阜の戸塚哲也監督は「まずまずの出来だった」とは言うが硬い表情。選手同士の相性を確認し、最強の布陣を探り出すことがこの時期の練習試合の大きな目的だが、部分的にかみ合いが悪く、ぴりっとしない内容に笑顔はなかった。
計8点を奪って3勝はしたが、試合を支配した時間は決して長くはなかった。要因の一つは不安定なディフェンス。マークが外れるようなルーズなプレーもあり、この日は2失点。うち1点は完全な集中力切れとみられ「選手は失点の原因が分かっているようだから、修正できるけど…」と戸塚監督も顔を曇らす。
新加入のDF木村允彦がチームの状況を言い当てた。「DF同士では、ディフェンスのやり方に対する統一した理解ができつつある。でも、前(MF、FW)からの連動したプレスがふと切れるから、結果的に厳しい場面もある」。特に勝っている場面で、チーム全体としての守備意識が低下し、簡単に突破を許すことも。攻守とも連動して仕掛けるプレーが少なく、選手個々の地力に頼る締まりがない展開に終始してしまった。
2連戦の後、中1日での練習試合。選手の疲労もあるが、戸塚監督は「25日(の練習試合)も、いろいろ(な布陣を)試したい」と意欲的。スタメン入りに向けた個々のアピールを、組織での展開につなげることができるか。今季のチームの可能性を引き出すためにも、一層の奮起が期待される。

