FC岐阜は序盤から好機をつくれず苦しんだが28分、DF中尾康二のフィードを受けたFW和多田充寿がシュートを決め、先制。44分は、FW木島徹也が2度目の警告を受け退場した。
後半4分、相手のクロスを手に当てた中尾が退場となり、PKを献上。1―1とされた。チームはGK日野優とフィールドプレーヤー8人で粘り強く守ったが、39分、44分に連続で失点。格下のチームからJFL初黒星を喫した。
◆JFLの厳しさ…学び多い敗戦
負けなしで首位を独走していたFC岐阜が、これまで1勝しか挙げてなかった最下位チームに1―3と足元をすくわれた。「全員がしっかりした気持ちを持ってサッカーをやらないとこういうこともありうる、と感じてくれればいい」と戸塚哲也監督。数的不利だったことを考慮にいれても「JFLを勝ち切る」ことの難しさを突きつけられた格好だ。
昨季JFL王者のホンダFC(静岡)が第7節、勝ち星のなかったFC刈谷(愛知)に1―3で敗れるなど、今季JFLの戦力差は、順位差ほど開いていないと考えるのが妥当だ。FC岐阜と同じくJリーグ入りを目指すガイナーレ鳥取(鳥取)は勝ち星に恵まれず、いまだに1勝で14位と低迷しているほどだ。
「これからJFLの厳しさを感じると思う」とは、4位の栃木SC(栃木)に1―0で辛勝した前節後の戸塚監督の弁。FC岐阜は、主力を使った試合でも快勝は少なく、サブ組を使った試合では最下位チームに敗れた。社会人リーグの日本最高峰「JFL」の輪郭がようやく見えてきた。 戸塚監督は試合後に言った。「まだ(リーグ戦の)4分の1が終わったばかり。これからが大事だ」
(写真)初黒星を喫し落胆した表情でピッチを引き揚げるFC岐阜の選手ら=長良川球技メドウ