J1名古屋に0-1と善戦 プレシーズンマッチ
FC岐阜は24日、岐阜市の長良川競技場で、J1名古屋とプレシーズンマッチ(PSM)を行い、0―1で惜敗した。
PSMはJリーグなどが主催する公式の練習試合。FC岐阜はスタメンに今季の主軸となる選手が名を連ねた一方、名古屋は中盤の中心選手をけがで欠く布陣となった。
◆プレス戦術、完成間近 守備に自信
FC岐阜は名古屋の速い展開を終始しのいで善戦。ペナルティーエリア内のファウルで前半20分にPKを与え、FWヨンセンに決められた。
県初のプロチームとして誕生したばかりのFC岐阜が、Jリーグ創成期から活動しているビッグクラブの名古屋にかみついた。松永英機監督は試合後の会見で「いろんな意味で収穫は多かった」と満足げに第一声。Jリーグ開幕が2週間後に迫る中、順調に仕上がりつつあるチーム強化の進度に満足感をにじませた。
いきなり“春季キャンプ効果”が現れた。16―21日に行った宮崎キャンプで徹底して鍛えた、前線から複数の選手が相手ボール保持者を激しく追い込むプレス。「やろうとしたことの半分ぐらいはできた」「グループでボールを奪うシーンはよかった」と評する松永監督の言葉に、得点は奪えなかったが、守備での共通理解ができつつある満足感がにじむ。
特に、ドリブルを得意とするFW片桐淳至のパフォーマンスが出色だった。中盤の底で相手ボールを引っ掛け、パスを選択して前線に出るなど、昨季と比べると成長している試合勘を発揮。パスを警戒する相手にはドリブルで仕掛けるなど、自身が「(パスとドリブルの)バランスを考えていた」と振り返るプレーは、Jで戦う今季こそチームの大きな武器となることを印象づけた。
守備は完成間近だが、松永監督が課題とした残り半分の強化は「奪ってからフィニッシュ(シュート)までの自動化」という攻撃面の修正だ。チーム始動から約1カ月が過ぎ、Jリーグ開幕が迫っている。「開幕までには『微調整』したい」と松永監督。指揮官が描くチーム強化は、順調に詰めの局面に入っている。
(写真)FC岐阜×名古屋=激しい守備で相手ボールを奪うFC岐阜のDF奈須伸也(6)ら=長良川競技場

