CBコンビ菊地・小峯、ゴール死守
耐えて、粘って、泥臭く勝ち点3をもぎ取った。「危ないシーンはあったけど、選手が非常に粘り強く対応してくれた」と松永英機監督。リーグ戦は、あと1試合で全42試合の半分を折り返す。FC岐阜イレブンは、今後の戦い方のベースともなる価値ある内容の勝利を挙げ、リーグ戦2巡目の初勝利を飾った。
矢のように、さらには左右から、容赦(ようしゃ)なく横浜FCのクロスが降り注いだ。しかし、それは試合前から折り込み済み。「(FC岐阜が)最初から“いけいけ”になるより、まずは守備組織をつくることを考えた」と松永監督。イレブンは落ち着いて、かつ激しく相手のクロスボールを処理し、無失点に抑えてみせた。
特にCBでコンビを組んだ菊池完、小峯隆幸は身を投げうってゴールを死守。菊池は「(松永監督が分析、研究した)相手FWの特徴は頭に入っていた。90分を通して実践できた」、主将の小峯は「粘り強く戦えた。うち(FC岐阜)らしい勝ち方だった」。疲労に満ちた2人の紅潮した表情は、試合の激しさを物語っていた。
序盤戦の躍進に反して勝ち星が遠ざかっている要因はさまざまあるが、そもそも「勝ち点3を取ることは簡単じゃない」(松永監督)のがJリーグ。監督は「勝ち点3を取るためには、きょうみたいにハードワーク(献身的に運動量を発揮)して、粘り強く戦うことをベースとしないといけない」と言葉を並べた。「レベルアップより、まずはベースアップ」―。監督が日ごろから繰り返す言葉の意味が、強豪相手の完封勝利として見事に結実した。

