2008年09月28日 日曜日

守って久々の勝ち点 福岡戦

カテゴリー: FC岐阜ニュース 09:23

 連敗が止まった安堵(あんど)に満ちていた。「勝ち点1を取れたことは、次の水戸戦につながる。狙いとする守備の組織はかなり機能していた」と松永英機監督。大敗も、連敗も、どん底は経験した。ようやく手にした勝ち点1をベースに、あとはチーム復調に向けて再スタートを切るだけだ。

 とにかく守備意識が高かった。全体をコンパクトに保ってDFラインを整え、相手がパスを出すスペースを消した。後半は脚がつりかけるほど奔走したMF梅田高志は「最終ラインと中盤の距離感を意識した。相手のいいくさび(縦のパス)も入ってこなかった」と手応え。大敗続きのFC岐阜がセットプレーからの1失点に抑え、福岡に思い通りの展開を許さなかった点は収穫だ。

 一方で、守備から攻撃への切り替えで精彩を欠いたのは「相変わらずの課題」(松永監督)となる。ワンタッチパスで素早く前に出る明快な組み立てをみせたのは、後半7分のみ。ある福岡の選手が「FC岐阜は攻撃でどうしたいのか分かっていないようだった。引いて守ってるだけ」と振り返る迷走ぶりだった。

 この試合のキャプテンを担ったMF北村隆二は「勝ち点を取れたのはよかった。まずは『負けなかった』というのが自信につながる」と話した。確かに、負け続けたどん底のFC岐阜が、久々に「勝利」の2文字がちらつくレベルの試合を展開した意義は大きい。大量失点による悲鳴ばかりが響いていたスタジアムに、久々に歓声が戻ってきたのだから。

9月…大敗続き、勝ち星なし 終盤戦へ立て直し急務

カテゴリー: FC岐阜ニュース 09:23

 勝利のなかった8月(3敗2引き分け)に続き、5試合を戦い4敗1引き分け。9月も勝利を挙げれなかった上、チームの勢いが目に見えて失速し、ピッチ内外で顕在化した1カ月となった。リーグ戦3試合と天皇杯の計4試合以上を行う10月は、リーグ終盤戦の仕上げというより、まずはチームの立て直しが急務となってしまった。

 9月は大敗から始まった。アウェーで広島に1―7、ホームでC大阪に0―6と2試合連続で6点差。アウェーの仙台戦では0―1と健闘が光ったものの、続くアウェーの甲府戦では0―4で逆戻り。福岡戦は1―1で踏ん張り連敗はストップしたが、9月は2得点19失点と大きく沈んだ。5試合すべてがJ1経験チームとの対戦という組み合わせの不運はあったが、松永英機監督が「選手同士の競争を活性化させるため」と断行した柔軟な選手起用が結果に結び付かなかった。

 9月の5試合で全試合に先発出場した選手は1人もおらず、「歯車がかみ合わなくなったというのはある」(松永監督)と、チームは戦い方や規律という核を見失いつつある。ベンチ入りを含め、松永監督の起用方針を理解して力に変えることができた選手は少ない。さらに、勝利から遠ざかったことがムードを悪くしており、狙いだったチーム内競争が活性化されたとは言い難い。

 松永監督は「負けを経験しながら自分たちで立ち直っていく中で、選手はよくトライ(挑戦)してくれた」と話した。福岡戦で連敗が止まったのを契機に、もう一度チーム全員が一丸となり、シーズン終盤を戦い抜く底力が求められる。

(C) 岐阜新聞社