攻撃パターンに幅 相手の守備崩す
JFL開幕前の最後の練習試合で、FC岐阜イレブンはチームの調子が確実に上向いていることを印象づけた。「チャンスができる雰囲気が出てきた」と戸塚哲也監督。リーグ戦の主戦となるメンバーで臨んだ1本目は、中盤と前線の連動したサッカーが機能。結果は引き分けたが、開幕に向けて期待の膨らむ内容だった。
刈谷の攻撃は大半が1次攻撃で終わるのに対し、FC岐阜の攻撃は2次、3次攻撃まで続いた。MF小島宏美、北村隆二が敵陣で前を向いてボールを持つ時が、攻撃の始まり。「お互いの特徴を分かり合ってきている点が、相手を崩す場面で出た」と戸塚監督。FW片桐淳至、新加入の和多田充寿、MF佐藤聡らが積極的に絡みながら、ゴール前に迫り続けた。
FC岐阜は、今季のチーム始動から試合時間や対戦相手のレベルはそれぞれ異なるが、26本の練習試合を行ってきた。最終結果は10勝6敗10引き分け。「勝ちが多くなく、引き分けが多い。決めるところは決めないと」と戸塚監督は苦笑するが、刈谷戦後は「JFLのチームが、どういうサッカーをやるのか、だいたい分かった。(FC岐阜が)目指している質の違うサッカーをできそう」と手応えをみせる。
JFLは、いよいよ18日開幕。「うちがもっと自信をつければ、おのずと結果は出ると思う」という戸塚監督の言葉には、静かな自信すらみなぎってきた。

