FC岐阜、敵地で昨季覇者ホンダ破る JFL開幕
サッカー・FC岐阜がJリーグ入りを懸けて臨む日本フットボールリーグ(JFL)は18日開幕し、FC岐阜は静岡県浜松市の都田サッカー場でホンダFC(静岡)に1―0で勝利した。チームは昨季の王者を相手に敵地での開幕戦を白星で飾り、最高のリーグスタートを切った。
試合は終始ホンダペースで進んだが、イレブンは堅守でしのぎ、後半41分、左CKのこぼれ球をMF佐藤聡が決めた。
敵地での開幕戦だったが、FC岐阜のサポーター約100人がスタンドの一角をチームカラーの緑色で埋め、JFL初勝利を喜んだ。
◆劣勢から決勝弾
FC岐阜が劣勢の試合をものにし、辛勝した。
FC岐阜は立ち上がりから持ち味を出せず、特に中盤から前線に球がつながらずに苦しんだ。後半も間延びする時間帯があり、チャンスはあるものの、ピンチも背負う展開。31分は、左CKのこぼれ球からMF佐藤聡が決勝弾を決めた。
◆運に救われた
戸塚哲也監督 みんなが人任せになり、グラウンドの中の(修正を図る)声がなかった。その点は選手ともう1回話して、確認したい。自分たちのサッカーをできずに勝ち点3を取れるような試合は、(JFLの)34試合の中で何回かあると思うが、その中の1勝とすると大きい勝利。(佐藤のゴールは)運に救われた感じ。
◆佐藤が千金弾 スタメン定着へ最高のアピール
苦しむチームに勝利を呼び込んだのは、昨季は控えに甘んじていたが、今季から主戦として認められつつあるMF佐藤聡。「自分の前にボールが来たので、『打とう』と。自信になった」とはにかんだ笑顔をみせ、スタメン定着に向けた最高のアピールを振り返った。
「正直言うと、チャンスです」。3月上旬。主戦のけがなどでMFのスタメンが固まっていない状況を問われ、「チャンス」と話した佐藤。練習試合ではボランチ山田正道との連係を高めながら、中盤同士や前線との意思疎通を進め、確実に結果を残してきた。
この日は「開幕のピッチに立ちたい」という当時の意気込み通り、スタメンとして出場。決勝弾を決めたほか、試合中のボランチ―右ワイドのシフトもこなし、攻撃にも絡んだ。「プレー内容でいいものを出していきたい」。得点への喜びを爆発させることなく、実力者ひしめくMFへの定着を虎視眈々(たんたん)と狙っている。
(写真)決勝点を決め、イレブンとともに喜ぶFC岐阜のMF佐藤聡(左)=18日午後、静岡県浜松市、都田サッカー場

