“Jリーグ1年生”健闘 前半戦終了
FC岐阜にとって初のJリーグ開幕から21試合。この福岡戦で、今季の半分をちょうど折り返した。戦績は6勝9敗6引き分けの10位。戦力は他チームから大きく引けを取るほどではないが、チームとしての経験が絶対的に欠如している“Jリーグ1年生”のFC岐阜が、“先輩”相手に健闘したといえる前半戦だった。
J1復帰を目指す甲府と1―1で引き分け、勝ち点1をいきなり獲得してスタートした今季。第3―4節で初の連勝も経験、第7節の終了時点では4位に入るなど、周囲も、そして選手も驚き自賛する大健闘だった。
チーム強化の進行状況に応じてサッカー内容を柔軟に変化させている松永英機監督と、それを実行した選手の功績であることは、言うまでもない。1巡目の序盤は、比較的激しく前線から守備に当たり、「挑戦者」としての積極性を武器とした。2巡目に入り敵チームのFC岐阜対策が進み始めると、腰を据えて引いて守り、大崩れしないスタイルへの転換を成功させている。
FC岐阜と同じく今季からJ2入りした熊本は現在、6節にわたって最下位に低迷しており、それを考えると目覚ましい躍進だった。ホームでの勝利がいまだ1勝と少ないのは課題だが、3連敗以上は喫しない粘り強さや、勝ち点を得るための現実路線を指揮官も選手もしっかりとたどってきた戦いぶりは、称賛に値するものだったといえるだろう。

