岐阜新聞Web・FC岐阜特集

FC岐阜のJ2での活躍や話題を紹介するサイトです

2008年06月27日 金曜日

FC岐阜前半戦奮闘 課題はホームでの勝利

カテゴリー: FC岐阜ニュース 09:19

福岡戦に敗れたFC岐阜の選手を温かな拍手で迎えるサポーターら。J2後半戦はホームでの勝ち星もほしい=25日午後、長良川競技場 Jリーグ2部(J2)のFC岐阜が、今季の前半戦を6勝9敗6引き分けの10位で折り返した。“Jリーグ1年生”に実現は難しいとみられていた「(15チーム中の)10位以内」という目標を中間点でクリアしているばかりか、強豪・広島に引き分け、山形や横浜FCに勝利するなどの金星も挙げ、イレブンは強さと粘りを見せつけている。

 要因は2つ。1つ目は、強い精神力で戦い抜く選手たち。さらに「勝ち点」への最短経路にチームを導き続けた松永英機監督の存在も大きい。

 強さは、3連敗しなかった点に表れた。FC岐阜は8―9節、11―12節、14―16節(15節は試合なし)でそれぞれ2連敗を喫したものの、J2では実に10チームが今季は経験している「3連敗以上」の泥沼を経験しなかった。明るいキャラクターが多い選手層や、精神的支柱となる中堅・ベテラン選手の存在など要因はさまざまあるが、「連敗してもチームとしての目標を失わなかった」(松永監督)という強い精神力は、下位に落ちないチームのしぶとさにつながった。

 2つ目は、サッカー界では「スカウティング」と呼ばれる、松永監督が得意とする敵チームの分析。開幕戦の甲府戦での引き分けに始まり、第4節の徳島戦、第13節の熊本戦、そして2巡目の3試合連続の零封劇。FC岐阜の弱点を事前のスカウティングで補い、相手の弱点を突いて勝ち点を挙げた試合は、数多い。

 守備の要となるセンターバックの菊池完は、敵地で1―0での勝利を収めた横浜FC戦後、「相手のフォワード(FW)2人の特徴だけでなく、控えFWの特徴までも監督から聞いていた。初めての対戦だったが難なく抑えることができた」と話した。中盤の選手では最も多い出場時間を記録した高木和正は「監督のスカウティングは、相手の弱点を見抜いており、すごい」と明かす。松永監督は「シーズン当初より、チームとしてやろうとしていることへの理解度が上がっている」と、選手らをたたえる。

 課題は、いまだ1勝しか挙げていないホーム(長良川競技場)での勝利だ。戦績とは裏腹に、県民には「勝てないチーム」とのイメージが先行しているのか、ホーム11試合の平均観客動員数は約3600人と、目標の5000人に届かず、減少気味。奮闘するチームを支援する大口スポンサー獲得などの明るい話題もあるだけに、観客動員に直結するホームでの勝利数が、後半戦の鍵になってくる。

(写真)福岡戦に敗れたFC岐阜の選手を温かな拍手で迎えるサポーターら。J2後半戦はホームでの勝ち星もほしい=25日午後、長良川競技場

(C) 岐阜新聞社