FC岐阜SECONDが初V、天皇杯切符つかむ
サッカーの第13回県選手権兼第88回天皇杯全日本選手権県代表決定戦(岐阜新聞社共催)は31日、岐阜市の長良川球技メドウで決勝を行い、FC岐阜SECOND(社会人1位)が岐阜経済大学(大学1位)を4―0で破って初優勝、天皇杯出場を決めた。
FC岐阜SECONDは序盤から試合を優位に進めた。前半3分、MF櫻田真平のシュートが、相手DFに当たってコースが変わってゴールに入り先制。8分には、FW松江克樹がGKと1対1になり、ループシュートで2点目を挙げた。さらに松江は、15分と31分にもゴールを決め、ハットトリックを達成した。
優勝したFC岐阜SECONDは、天皇杯1回戦(14日・長良川球技メドウ)で大阪代表の阪南大と対戦。Jリーグ2部(J2)に所属するFC岐阜は、天皇杯3回戦(10月12日・富山)から登場する。
◆「いつも通りのプレー」で主導権握る
中盤でのパス回し、球のキープ力、動き出しの速さ。終始、FC岐阜SECONDが試合の主導権を握った。「いつも通りのプレーをしただけ」。ハットトリックを決めたFW松江は、当然と言わんばかりの表情だ。
力の差があるのは無理もない。FC岐阜SECONDは、アマチュアチームとは言え、J2・FC岐阜の下部組織。主力選手の多くが、昨季、Jリーグ入りを懸けてJFLを戦い抜いた。現在、全選手が働きながらサッカーを続け、県社会人2部リーグに参戦している。
圧倒的な強さで手にした初のタイトル。ただ、その勝敗以上に、社会人チームが、県代表として天皇杯に出場することに大きな意味を持つ。
高校から社会人まで出場する天皇杯予選で、高校生チームが優勝していた県サッカー界の構図は、この数年で大きく変わった。
県サッカー協会の水谷晃三会長は「FC岐阜をトップに、レベルの高いところで代表を争うことで相乗効果が生まれる。県サッカーの底上げにつながる」と話す。
天皇杯では、初戦で大阪代表の阪南大と対戦。辛島啓珠監督は「チャレンジャーとしての気持ちを持ち続けていきたい」と意欲を見せた。

