2試合連続大敗 攻守に集中力欠く C大阪戦
試合に敗れたことより、敗れ方が何とも情けなかった。前節の7失点に続き、この試合では6失点。C大阪のある選手は試合後、FC岐阜の印象をこう語っている。「攻撃も守備も、すべて中途半端だった。いいチームなのか悪いチームなのか分からなかった」
通るはずのない無理なパスを出し、受け手が反応できなかったことを責める選手。安易なミスや守備組織を整えず人任せにしたような散漫さをみせた選手。すべてFC岐阜の選手だ。もちろん「今ある力のベストを尽くした」(松永英機監督)という選手もいたし、C大阪が日本代表を擁する強豪であるのも事実。しかし、FC岐阜の全員が90分間、集中してベストを尽くしただろうか。結果は前節に続き、6点差の大敗なのだ。
雨の中、詰め掛けたサポーターの一部が、試合後にブーイングを飛ばした。Jリーグ1年生のFC岐阜と、J1復帰を目指すC大阪では、個々の技術に加えクラブ規模や練習環境なども大きな違いがあり、快勝を望むのは酷かもしれない。しかし、FC岐阜の選手が集中を欠いて「中途半端」なプレーを一向に修正できなかったのも事実。ブーイングに“応戦”した選手もいたが、勝敗より試合に向かう気概を問う叱咤(しった)激励と受け取るべきだ。
C大阪のクルピ監督は「一番素晴らしかったのはサポーター。熱い応援を最後まで送り続ける、美しいサポーターだと思った」と話した。選手はそんなサポーターに、報いることはできるのか。FW片桐淳至は気丈だった。「次は勝ちますと言いたいけど、実際は負けが多いかもしれない。『これからも応援し続けてください』ということしか言えません」
(写真)FC岐阜×C大阪=試合に敗れ肩を落とすFC岐阜イレブン=長良川競技場

