「ミスター・FC岐阜」森山が引退会見
サッカーJリーグ2部(J2)・FC岐阜のFW森山泰行選手(39)=岐阜市出身=が15日、岐阜市長良福光の長良川競技場で行われた試合前、今季限りでの引退を発表した。2004(平成16)年末に「子どもたちに夢を」を掲げてFC岐阜で復帰し、最短でのJリーグ入りをけん引した“ミスター・FC岐阜”。「この4年間で達成感、充実感を感じることができた」と引退の発表も笑顔だった。
チームは1試合平均で5000人の観客動員を目指しているが、これまでの17試合で目標をクリアしたのはリーグ序盤の3試合。「シーズンが始まる前から今年1年と決めていた」とするが「自分が引退を発表することで、少しでも動員につながってほしい」とシーズン途中での発表に踏み切った。
日本代表も務め、国内外6クラブで経験を積んで04年に一度引退した森山選手は、当時アマチュアのFC岐阜で復帰。選手だけでなく、コーチや営業活動にも携わった。以降、チームは毎年の昇格を成し遂げ、昨年末には夢をかなえてJリーグ入りを実現。選手専任となった今季は試合出場に恵まれてないが、「最後に長良川競技場でゴールを決めたい」と残る今季のホーム4試合に尽きぬ意欲を燃やした。同競技場には、引退を知ったサポーター有志が急ごしらえの「森山あって岐阜がある」という横断幕を掲示。岐阜市の会社員男性(30)は「当初は協力者が少ない中、熱意を持ってJリーグの舞台につれてきてくれた。感謝したい」と話していた。

