DFライン修正、仙台戦の反省生かす
<FC岐阜2―2湘南>
守備意識が散漫だった仙台戦からわずか4日。岐阜の松永英機監督は「仙台戦の反省を生かした。そのひとつがDFラインの修正だった」。首位争いを演じる湘南と引き分けに持ち込むことができたのは、高い守備の意識を保てたからだ。
湘南はブラジル人ストライカー、FWアジエルにボールを集め、そこから攻撃を展開してきた。左右に散らし、時には自ら持ち込んで的を絞らせない。「アジエルをいかに防いでいくかがポイントだった」と松永監督。岐阜が組織で対応した。
前線からボールを追い掛け、そこへのパスコースを封鎖する。パスが通っても、数人で囲い込んでボールを奪いに行く。自由にボールを支配されていた仙台戦とは大きな違いだ。
欠場した主将のMF菅和範に替わってキャプテンマークを着けたDF秋田英義は言う。「これまで自分たちのミスから失点をしていることが多かった。仙台戦の後、守備陣でもう一度、確認し合った」。この日、試合を通して集中力が切れることがなかったという。守備でつくったリズムは、攻撃に反映された。後半19分、自陣からボールをつないでMF永芳卓磨がDFの間に絶妙のスルーパス。同点のゴールを決めたFW佐藤洸一は「全員での守備があったからこそ攻撃につながった」と強調した。
貴重な勝ち点を手にした。だが、これまで連続して勝ち点を挙げていない岐阜としては、この日の引き分けを次戦につなげていくことが大切だ。松永監督は「選手の共通理解を持ち、一つ一つ積み上げていかなければいけない」と前を向いた。次戦、ホームの鳥栖戦でその真価が問われる。

