ホーム連勝のFC岐阜、スポンサー集め正念場
Jリーグ2部(J2)のFC岐阜が、スポンサー集めにあえいでいる。不況の影響で、スポンサーからの撤退や広告料を減らす企業が続出。ユニホームの大口スポンサーもなくなった。24日には初のホーム連勝を飾ったが、その勢いをスポンサー獲得につなげていけるか、正念場を迎えている。
ユニホームのパンツに広告ロゴを付けていた進学塾とは今季、契約が不調に終わった。J1、J2に所属する36チームで、ユニホームスポンサーがないのはFC岐阜だけだ。
現在、契約を結ぶスポンサーは44社。昨季より10社以上減り、契約額も3000万円減の約8500万円。今西和男ゼネラルマネジャー(GM)は「新規より撤退企業の方が多い。社数、額ともJクラブで最も少ないはず」。
同じJ2の2年目のロアッソ熊本は、約240社と契約。昨季は約2億4000万円集めた。運営会社のアスリートクラブ熊本は「企業はすべて県内。厳しい状況だが、地域活動を通して輪を広げている」という。
FC岐阜にスポンサーが集まらない理由の一つに、ホームで勝てないことが挙げられていた。昨季はホームでわずか3勝。観客動員数も伸び悩んだ。だが今季は第17節終了現在、ホームですでに3勝。熊本戦では初のホーム連勝を挙げた。
試合終了間際の劇的ゴールで勝利した第4節のザスパ草津戦。その試合を観戦したサラダコスモ(本社・中津川市)の中田智洋社長は「選手がひたむきに走る姿に感動」してスポンサーを決めた。担当者は「わが社は『中津川の元気』を目指している。FC岐阜が岐阜を元気にしたい思いと同じ」と説明する。
広告収入の要であるスポンサー獲得は、財政難に苦しむクラブにとって必須。チームの勝利とともに、年100回を超える地域貢献活動や観客動員イベントを増やし、スポンサー獲得につなげたい考えだ。今西GMは「フロント、チーム一丸となって地道に活動を続けたい」としている。

