ロアッソ熊本戦で、得点を決めたFC岐阜のFW片桐淳至=5月24日、長良川競技場 Jリーグ2部(J2)のFC岐阜は13日、FW片桐淳至が同じJ2のヴァンフォーレ甲府に完全移籍する、と発表した。近く甲府に移る予定で、14日のホーム湘南戦が岐阜で最後のプレーとなる。
 「岐阜からJへ」。その夢をかなえるため、地元に戻ってきたのは2006年。岐阜工高時代に全国高校選手権で準優勝、高校生離れした技術で得点王に輝いた印象は強く、サポーターから最も支持を集めた。

 左足の強烈なシュート、鋭いドリブルで魅了した。ピッチ外では裏表のない発言が取りざたされ、個性的なプレーとともに「やんちゃ」とみられることもあった。しかし、サッカーに対しては常に真摯(しんし)に向き合い、岐阜の「10番」を背負ってきた。

 チームが若返りを図った今季は、先発で出場する機会も減った。中盤まで下がってボールを受けるプレーが、チームのコンセプトとかみ合わない場面もあった。ここまで18試合に出場、2得点。FWとして納得のいく結果を残せずにいた。

 甲府に移籍する理由について「J1でチャレンジしたい思いがある。J1を目指す上のチームにいって、自分の力を試したい」。サッカー選手として、自身のレベルアップのための選択だと強調した。

 東海社会人リーグ1部での入団から4季目。J2参入に貢献した選手がまた一人、チームを去る。「その時、その時のメンバーの強い思いがあったから上に来られた。そのことは常に思っていてほしい」と思いを寄せた。

 「最後は岐阜でまたプレーしたい。4年間、応援していただきありがとうございました」と片桐。湘南戦後には、サポーターに向けてあいさつが予定されている。

(写真)ロアッソ熊本戦で、得点を決めたFC岐阜のFW片桐淳至=5月24日、長良川競技場

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