FC岐阜、7月負けなし 「10位以内」見えた
「4勝2引き分け」。Jリーグ2部(J2)のFC岐阜は、7月を無敗で終えた。順位を一つずつ上げていき、第30節を終えて11位(10勝11敗9引き分け)。首位・C大阪を破るなど、その勢いは止まらない。目標の「10位以内」も視野に入ってきた。
さまざまな記録をつくった。J参戦から2年目で、チーム初の4連勝中。昨季、3勝しかしていないホームでは、ここ10試合負けなし(6勝4引き分け)の強さだ。勝利が続いているためか、ホーム横浜C戦の入場者数は、今季最多の7186人だった。
好調の要因は、粘り強く失点を防いでいることにある。FWからプレスをかけてパスコースを絞り込み、DFがしつこく追っていく。C大阪戦後、松永英機監督は「DFラインとボランチがうまく対応して抑え、リズムが出た」と言った。攻め込まれても足を出して食らい付いている。
その「辛抱強さ」が後半の追い上げをつくる。ここまでの計31得点のうち、11点が後半30分すぎ。この時間帯に10点以上を挙げているのは、上位4チーム以外では岐阜だけだ。「相手の足が止まっても、うちらは動けている」と選手が口をそろえる運動量が原動力になっている。
FW佐藤洸一はチームトップの今季6得点目を挙げた。2年目のMF嶋田正吾はJの舞台で初ゴール。J1磐田から期限付き移籍したFW押谷祐樹も高い技術を見せつけ、新たな可能性を感じさせる。選手一人一人が、チームの中での役割を果たしていることも躍進につながっている。
もちろん、チームづくりは道半ばにいる。主将のMF菅和範が「上位のチームに勝って自信になる。でも、これを次につなげていくことが大事」と話すように、さらなる成長を求めていくことが大切だ。

