プロの意地、4ゴール圧勝
<FC岐阜4―1松本山雅>
プロの貫禄(かんろく)を示す快勝だった。2回戦でJ1浦和を破って波に乗る松本山雅FCを、岐阜が4ゴールで退けた。松永英機監督は「トーナメントという難しさの中、選手がよく結果を出してくれた」とほっと胸をなで下ろした。
松本山雅FCは隣県の長野にあり、所属リーグのカテゴリーでいえば二つ下。しかもチームカラーは同じ緑。負けるわけにはいかない相手なだけに、遠く秋田まで駆け付けたサポーターも声をからして応援を続けた。今回で4度目の天皇杯出場。前回大会は4回戦でJ1名古屋に挑戦したが、壁にはね返された。今回は初のJ1勢からの勝利を狙い、大分―千葉の勝者と4回戦で顔を合わせる。この日先制点のDF吉本一謙は「勝っていけば注目される。岐阜を全国に知ってもらういい機会」と、格上撃破に意欲満々だ。
サポーターによる募金活動が行われるなど、クラブは厳しい経営が続く。チームにとっては、勝利の姿を見せることが地元への一番の恩返しとなる。今西和男GMは「岐阜にもサッカーの輪は広がっている。次も勝って、大会の台風の目になりたい」と躍進を誓った。

