海外修業でたくましく 頼れるボランチ橋本
<FC岐阜の注目選手・MF橋本卓>
相手の厳しいマークにも倒れない。ボランチのMF橋本卓は、海外でプレーした4年間の経験を生かし、ピッチの上で存在感を示している。
関西学院大を卒業後、シンガポールのアルビレックス新潟シンガポール、デンマークのヴェイレBKと渡り歩いた。「海外の選手は身体能力がすごい。日本人では考えられないところから足が出てきたりする」
特にデンマークでは、相手と球を奪い合う際にスライディングをしないと味方から怒られた。不用意にバックパスをするだけで、観客から「戦う気持ちがないのか」とやじられた。そんな厳しい環境で育ち、常に前を向く姿勢を学んだ。
足元のテクニックとボディーバランスがあり、一発でチャンスをつくるパスも出せる。開幕当初はけがもあって定位置を奪えなかったが、いまでは攻守の要となっている。「危険なゾーンを察知して、先にそのスペースを消すことができるようになった」と話す。
しかし、前節の札幌戦では、相手ボランチに得点を決められ、「付ききれなかった」。C大阪戦では、次々と前線に上がってくる選手を抑える必要がある。「受け身に立つのではなく、こちらから仕掛けていきたい」と、同じ過ちを繰り返さない覚悟だ。
「1年間テーマをもってやってきたことが試合で出るようになり、点につながり、結果にもつながるようになってきた。それが、何よりもうれしい」。シーズンも最終盤を迎え、望んでいた日本でのプレーを楽しんでいるようだ。
(写真)攻守の起点となるMF橋本卓

