サポーター、FC岐阜の健闘に沸く 今季日程終了
長いリーグ戦を戦った選手たちに温かい拍手―。サッカーJリーグ2部(J2)最終節の5日、ホームで行われた徳島ヴォルティス戦を白星で飾ったFC岐阜。雨の中、長良川競技場(岐阜市)には5042人の観客が詰め掛け、イレブンとともに有終の美に沸いた。
大卒選手を中心に新加入選手が15人。大幅に選手が入れ替わり、「新生FC岐阜」としてスタートしたプロ2年目の戦いは、挑戦の連続だった。
豊富な運動量でピッチを駆け回り、素早い攻守の切り替えでゴールに迫る。開幕当初は負けが続いていたチームは、夏になって初の4連勝、ホーム11試合負けなしと勝利を重ね、自信を深めていった。
そのころから次第に、観客が増えてきた。「J参入2年目のクラブは、入場者数が減る」といわれている。しかし、今季ホーム25試合の総観客数は10万7557人(1試合平均4302人)。昨季21試合の7万8650人(同3745人)を上回った。
スタジアムの雰囲気も変わり始めた。チャンスのたびに手拍子が鳴ったり、チームマフラーを頭の上で回したり。会場全体に「一体感」が生まれた。
3年後のぎふ清流国体に向けた改修工事で、来季はホーム長良川競技場が使えなくなり、長良川球技メドウがホームスタジアムになる。創部10周年に当たるクラブでは、「J昇格まで戦ってきたメドウで、原点に立ち返って、上を目指したい」ともくろむ。
徳島戦を観戦した会社員大西健二さん(44)=岐阜市=は「試合を追うごとに強くなっていった。ピッチを走り回る試合運びは見ていてすがすがしかった」。
家族で応援した主婦の清水有美さん(30)=加茂郡坂祝町=も「選手が代わっても良いチームになってくれた。メドウは選手を間近で見られるから楽しみ」。試合後、スタジアムを一周する選手、監督らを見守り、笑顔だった。
(写真)大勢のサポーターとともに今季リーグ戦を戦い抜いたFC岐阜の選手ら。来季の活躍と応援の広がりに期待がかかる=5日午後、岐阜市長良福光、長良川競技場

