【挑戦~新加入選手たち(1)】 DF村上一樹
◆細密プレーが持ち味
どうしてもサッカー選手になる夢を捨てられなかった。「何にでもすがる思いだった」。昨年末、FC岐阜のセレクションを受けて道を切り開いた。
文武両道。広島大学大学院工学研究科への進学が決まっていた。それでも、自分の将来を考えた時、「サッカーを続けたいという思いが一番強かった」。大学院を休学し、チームに加入した。
いま、卒論に「大忙し」。海の流れを計算するプログラムをつくる、というのが研究のテーマ。海流によって汚泥物質の行き先を予測し、環境問題の対策に役立てたいのだという。
そんな頭脳派は、ピッチの上でも細密なプレーをみせる。「相手の動きを予測して、ポジショニングを取る。ボールをもっていない時の、相手との駆け引きとかを心掛けている」
高校は、公式戦で1勝もできない弱小チームだった。経歴といえるのは、広島大時代に広島県国体選抜とデンソーカップ中国・四国選抜に入ったぐらい。だが、「あいつがいれば安心できると思われる選手になりたい」と負けん気をのぞかせる。
むらかみ・かずき 愛媛県松山市出身。西条高から広島大に入学。広島県国体選抜、デンソーカップ中国・四国選抜に選ばれた。身長179センチ、体重73キロ。1987年12月21日生まれ、22歳。
(写真)「考えて動く」を心掛ける頭脳派の村上一樹

