FC岐阜、どうなる観客動員 今季はメドウ主会場
サッカーJ2・FC岐阜のホーム試合の主会場が今季、長良川球技メドウ=岐阜市長良福光=に移る。2012年のぎふ清流国体に向け、昨季まで使用していた長良川競技場=同=が改修工事に入ったためだ。しかし、長良川球技メドウの収容人数は、Jリーグが求める1万人規模に満たない3600人。厳しい経営を強いられるFC岐阜にとって、入場料収入にも影響する。過去に例のない小規模会場でのJリーグ公式試合開催はどうなるのか―。
Jリーグが3日に発表したリーグ日程によると、開幕から3試合はメーンスタンドのみを使用して長良川競技場で実施。後半は試合会場が未定のところもあるが、10試合以上がメドウで開催される予定だ。
昨季の長良川競技場での平均観客数は4302人。メドウは、県が予算を組んで約1千席分の仮設スタンドを増設したが、それでも収容人数は3600人しかない。
「対戦カードなどによって有料入場者数を予想し、招待券の配布を抑えていく」と事業企画部販売課の岡田浩志課長。前売りで券が売り切れれば、ホームページで告知し、当日の販売を中止する可能性もあるという。
そこでFC岐阜では、年間を通してホーム18試合で入場が可能なシーズンチケットの購入を勧めている。これまでより招待客の数を減らして調整していくが「試合を確実に観戦するには、席を確保してもらうことが大事」と呼び掛ける。
経営難に悩むFC岐阜としては、入場料収入も確保しなければいけない。今季は1試合あたりのシーズンチケット1枚の単価を、昨季より約700円高い約1800円に設定。有料入場者数を増やすことで、昨季より約2千万円増の1億円弱を見込んでいるという。
今季のシーズンチケットは、新ユニホームに合わせたタオルマフラーがもらえる特典などを付けて販売。すでに昨季より250枚近く多い約750枚が売れている。
メドウ開催は、鳴り物を使っての応援が禁止となるなど制約も多い。しかし、事業運営部の尾関新太郎参与は「試合をすぐ間近で観戦することができ、その迫力を味わってもらいたい。飲食店が並ぶ屋台村は継続していく方針で、今季も多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。
(写真)今季のFC岐阜ホーム試合の主会場となる長良川球技メドウ=岐阜市長良福光

