倉田流が浸透、ポジション争い激化
宮崎キャンプに取り組んでいるFC岐阜で、ポジション争いが激しさを増している。練習試合では、昨季までとは違った布陣で選手を起用。倉田安治監督は、選手の「適性」を見極めながら新たな可能性を探っている。
J2福岡との練習試合。先発は、前日のホンダロック戦に続いて菅和範と西川優大がサイドMF。サイドバックは野垣内俊、センターバックには秋田英義が入った。いずれも昨季までとは異なるポジションでの起用だ。
「組織的なサッカーでは、選手がそれぞれの役割を果たさなければいけない」と倉田監督。新戦術による新たなチームづくりを進めるうえで、コンセプトに合った選手を「確証を持って試している」という。
試合は1―6で大敗。しかし、主力組が登場した2本目の途中までは、内容で決して負けていなかった。高い位置からボールを追い、相手に攻撃の糸口をつかませない。選手たちは、与えられたポジションをこなし、自分のプレーをアピールした。
また、主力組に入る選手の中には、昨年控えに甘んじ、悔しい経験をした選手も多い。1得点を挙げたFW押谷祐樹は「今年は絶対にメンバー入りするという思いが強い」。DF野垣内も「シーズンを通して、試合に出場し続けることが大事」と話す。
昨季はある程度、選手が固定されていた面もあったが、いま選手の間にはいい刺激が生まれている。競争が激しくなるほど、チーム全体の底上げにもつながる。

