Jリーグの地元愛着度、FC岐阜が1位 観戦者調査
Jリーグの中で地元から最も愛されたクラブはFC岐阜―。昨年、Jリーグが各クラブのホーム試合で実施した観戦者調査で、FC岐阜がサポーターのクラブへの愛着度を表す「ロイヤルティ」ポイントでJ1、J2の36チーム中、1位となった。クラブ関係者は「厳しい経営状況が続く中、クラブを支えたいというサポーターが多い証し」と話している。
FC岐阜での調査は、昨年8月22日の横浜FC戦で実施。「観戦の頻度」や「観戦満足度」、「スタジアムのアクセス」など26項目について、145人から回答を得た。
その結果、友人らに観戦を勧めたいかを聞いた「推奨意向」の項目で、「大いに思う」と「思う」が合わせて93・9%に上り、加重平均値6・22とJクラブの中でトップ。再び来場したいかを聞いた「再来場意向」では、「大いに思う」と「思う」で99・2%、同6・81となり12位だった。
「ロイヤルティ」は「推奨意向」と「再来場意向」の合計ポイントで算出。FC岐阜は2008年調査の26位から一気に順位を上げ、J1チームをも抑えてトップに立った。2位は08年の調査で1位だったJ1川崎フロンターレ。
また調査によるとFC岐阜は、スタジアム内での「飲食売店」が2位、「スタッフ対応」が4位と、サービス面で充実していると感じている観客が多かった。スタジアムで試合運営を助けるボランティア活動も評価された。
林幹広広報課長は、「通常、特定の選手にファンが付いて、それに伴ってチームを応援するサポーターが多いが、FC岐阜の場合は、経営が危機的な状況にあり、まずクラブを応援しようという気持ちが大きいように感じる」と話す。
スポーツマネジメントを専門とする岐阜経済大学の大野貴司専任講師は「試合を1度は観戦しようと訪れる人が増えた。会場では、芝にシートを敷いて、試合を観戦する家族連れの姿が目立つ。屋台村も充実しており、レジャー感覚で試合を観戦することが認知されてきたのではないか」と分析している。

