決定力不足浮き彫り 守備面では成果
新指揮官のもと、J2参入から3年目のシーズンをスタートしたFC岐阜。開幕戦こそホームで富山に逆転勝ちを飾ったが、その後、まさかの3連敗。今季当初から取り組んできた守備は成果を見せるが、攻撃面で攻め手不足が浮き彫りとなった。
倉田新監督が掲げた戦術の柱が「ゾーンディフェンス」。一人一人が役割を担う組織的なサッカーで、相手に思うようなプレーをさせない時間が多くなった。失点は、崩されたと言うより、個々のミスから招いたものがほとんどだった。
問題はボールを奪ってから。熊本戦の後、MF橋本は「ボールを奪ってからのファーストプレーでボールを失い、組み立てられなかった」と振り返った。昨季を通して積み上げてきた「攻守の切り替えの速さ」で、相手を圧倒できていない。
そして、「決定力」。ここまで4試合の合計シュート数は24本で、3試合しか戦っていない富山の19本に次ぐ少なさ。「もっとシュートを打っていく姿勢が必要だった」というMF菅の言葉通り、得点がなければ勝利も見えてこない。
この3連敗は、いずれも「最低引き分け」の試合で、勝てなかった印象だ。「いまは、自分たちのサッカーをやり続けることが大事」と倉田監督。新しい戦術を浸透させ「安定して勝つため」のサッカーを構築している段階でもあるのだろうが、開幕月の3月は1勝3敗と厳しい結果を突きつけられた。

