好調支えた守備陣崩れる
岐阜の選手がうなだれた。ミドルシュートで先制点を奪われて束の間、反則から与えたFKのこぼれ球を押し込まれた。そこまで、東京Vの突進に耐えてきていただけに、わずか6分間での2失点はこたえた。
ただ、2点差が付く内容ではなかった。突破力のある東京Vの選手を、選手同士でカバーし合って食い止めた。ドリブルで抜かれそうになっても、最後には足を出してシュートを打たせずにいた。
ところが、後半30分の失点の場面。DF村上は「外の選手につられて行ってしまった。一人一人のマークもずれていて、しっかり指示すべきだった」と振り返った。決して崩された訳ではないが、一瞬の判断の誤りが失点につながった。
「どっちに転んでもおかしくないゲームだった」と倉田監督。相手はポゼッションサッカーを持ち味としたJ2屈指のチーム。そこに辛抱強く守っていた。先制されたことより、先制できなかったことを嘆いた。
前線に張ったFW佐藤に中盤からボールを当て、落としたところへ2列目の選手が飛び出してチャンスを狙う。「うちの時間帯もあったが、フィニッシュで終われなかった」とFW佐藤。相手ディフェンスを破るには、もうひと工夫が必要だった。
連勝は2でストップ。しかし、前回の対戦で完敗だった相手に、内容を伴って戦えたという手応えもつかんだ。「我々は確実に進歩している。これを今後も続けていくしかない」。倉田監督は前を向いた。

