岐阜新聞Web・FC岐阜特集

FC岐阜のJ2での活躍や話題を紹介するサイトです

2010年12月28日 火曜日

FC岐阜の堅守築く 倉田監督、1年で突然の退任

カテゴリー: FC岐阜ニュース 10:35

選手に指示を出す倉田監督(右)。一貫したコンセプトを選手たちに浸透させた=4月4日、長良川競技場 残り1年の契約期間を残しての突然の退任─。今季、サッカーJリーグ2部(J2)のFC岐阜を率いた倉田安治監督の退任が27日、クラブを通じて発表された。倉田監督、今西和男社長の双方ともに「チームの強化方針の相違」を退任理由に挙げており、契約最終年となる来季に好結果を出したい倉田監督と、長期的な視野に立って強化を進めるフロント側との間で最後まで合意が得られなかったことが背景としてうかがえる。

 倉田監督が率いた今季は13勝6分け17敗で19チーム中の14位と、目標の10位には届かなかった。だが、就任当初から「ボールを中心としたディフェンス」など一貫したコンセプトを選手たちに浸透。ホーム戦で勝ち点を確実に得る戦いぶりを展開するなど、来季の飛躍を予感させていた。

 倉田監督自身もコメントで「ことしはJ1昇格への1年目として、プレーコンセプトの大枠づくり、行動規範の基準づくりなどチームの土台づくりに取り組み、手応えも感じていた」としている。

 その矢先の退任。クラブ関係者は「クラブとしては在籍する選手の成長を大切にしたい。裕福なクラブではないだけに急な補強は難しいのだろう」と話し、暗に選手獲得に対する姿勢の相違が、退任に関与したことをにおわせた。

(C) 岐阜新聞社