2期ぶりの赤字決算が報告されたFC岐阜の第6期定時株主総会=27日午後、岐阜市長良福光、長良川スポーツプラザ サッカーJ2のFC岐阜を運営する「岐阜フットボールクラブ」は27日、岐阜市長良福光の長良川スポーツプラザで第6期定時株主総会を開き、2期ぶりの最終赤字となる約7100万円の損失を計上した2012年1月期決算など3議案を承認した。
 債務超過額は約1億4600万円にまで膨らみ、今月Jリーグから予算管理団体に指定されている。

 第6期は営業収入を6億500万円と見込んだものの、4億4800万円にとどまった。興行収入は1試合当たりの有料入場者数が2030人で計画比50.7%、総収入額も5900万円で同44.3%だったことが響いた。また増資は目標に満たない2000万円にとどまった。

 財務状況の悪化を説明した今西和男社長は今期の立て直し策について「興行面での収入を増やす一方、引き続き経費削減を行い、真に必要な支出と金額に限定した経費管理に努める」と意欲を語った。

 取締役は松原郁夫氏と吉田勝利氏が退任、山賀寛氏と戸田敬樹氏が新たに選任された。

◆経営責任問う声も

 「取締役全員が辞めるべきではないか」。2期ぶりに単年度赤字を計上したJ2のFC岐阜。第6期定期株主総会では、提出された3議案はいずれも承認されたが、経営責任を問う声が上がるなど、一時紛糾した。

 「昨年も同額の増資提案があったが、目標は達成できなかった。今期は達成する見込みはあるのか」。債務超過解消のため、新株式を発行し約5000万円の増資を行う議案説明が終わると、株主から厳しい声が飛んだ。続けて「取締役の中で財務などの各担当者がはっきりしていないのは問題」などと経営陣に詰め寄った。全取締役の退任を切り出した株主は途中退席、議決には加わらなかった。

 総会を終えても、株主の間には経営陣に対する不満の声がくすぶった。「予算管理団体のことなど株主が本当に気になる問題に対する説明が不十分」と語るのはコパンの市岡道隆社長。「答えが何も出ていない。今日の内容は納得できるものではない」と吐き捨てるように語った。最大の出資者である県の関係者は「問題点は整理されていたが、自主再建策は見えてこない」と。

 個人持株会の会長で、山中製菓の中西謙司社長は「この街を良くしたいという郷土愛に訴えかければ支援の輪は広がる。FC岐阜もわれわれ県民もその視点に立つ必要がある」と経営陣、株主の両者に向かって呼び掛けていた

関連記事

最新ニュースはこちら

速いプレスで勝負 FC岐阜、あすホーム甲府戦

FC岐阜3発快勝 田中がハットトリック

FC岐阜、栃木とドロー 古橋が同点ゴール

主力入れ替えあるか あすホーム栃木戦

FC岐阜、迫力不足 京都に1-2