行きは楽しいロングドライブ、 お帰りは?
「本日は晴天なり」。マイクテストではありませんが、風薫る五月、爽やかな風が長良川を渡り、金華山を巡っています。ましてや、本日が水戸ホーリーホックを迎えたホーム戦とあれば、陽光はますますまぶしく輝いて見えます。さて、応援に出遅れまいと、身支度をして、天気が良いので、家の外でひげを剃っていると、一台の車が目の前に止まって、乗っている熟年の夫婦とおぼしき二人が、カーナビを見ながら思案中。「あれ、この人ら、多分、きっと」
そうなんです。おやじは何に気が付いたかと申しますと、車のプレートナンバーを見ると「水戸ナンバー」。サッカーしか頭にないおやじは単純ながら、ひらめいたのです。助手席の窓をたたいて「サッカーですよね。駐車場だったら、この先にありますよ」。鉄砲玉をくらった鳩のような顔の二人が「ありがとうございます。分からなくて、ちょうど今探していたところなんですよ」。
聞けば、茨城県から車で7時間ほどかけて、昨夜岐阜に来たとか。失礼ですが、お孫さんがいそうな年齢で、よくぞ、高速をぶっ飛ばして来たな、という感じ。当然、話題はサッカーの話に。「いやー、岐阜さんとは相性が悪くて、去年は負け越ししているしね」「水戸の選手も、きょうはバスで来てるんですよ。移動も大変だわ」などなど。
水戸の選手も、こんなサポーターの応援を受けて頑張っているですね。そうそう、日々薄らぐ記憶をたぐりよせて、サポーター根性話をもう一つ。これは前回のホーム、柏戦。おやじは前日夜、メドウ周辺で、監督に突然、ピッチに呼ばれることも想定して(まったくの妄想です)軽い運動をしていたところ、競技場の横で、寝っころがっている人が数人。
えっ、えっ、これは何? 明日は柏戦、前の晩に競技場にいる人、これはまさか、いわゆる徹夜組? おやじは恐る恐る、寝袋にくるまっている、これも熟年のおやじ二人に近づいてみると。「何やら、ここの競技場が狭いとかで、まあ、閑ですから。車で来ましたよ」。ワインなど囲み、和やかムード。その晩は天気が良かったのですが、雨が降ろうと、ビバーグする覚悟だったようです。お二人には、近くに「三心」というスーパーがあること、何かあれば、警察も近いことなども伝えておきました。
以上、どうですか、皆さん。対戦相手チームとはいえ、サポーターにとっては、おらが町のチーム。槍が降ろうが、はせ参じる、根性がすわったサポーターにチームが支えられているのです。東京でもない、大阪でもない、ましてや名古屋でもない、わが岐阜の地のおらがチーム、FC岐阜。
有力な企業支援がないことが、弱点のようなことを言われますが、これは見当違いのような気がします。親子3代、床の間にFC岐阜のチームフラッグが飾ってあるようなサポーター家族が増えれば、チーム100年の礎(いしずえ)はできるはずです。問われているのはチーム力ではなく、サポーター力です。
俺たちが共にいる どんなときもおまえと♪
(写真)風薫る5月。たなびくチームフラッグ

