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おでかけスポット

ディナー皿への情熱

ノリタケの森
(名古屋市西区)

 名古屋市西区則武新町の「ノリタケの森」は、緑豊かな敷地に、世界的な洋食器メーカー「ノリタケカンパニーリミテド」の100年以上前の赤れんが造りの建物が並ぶ。食卓を彩る皿やカップ作りへの情熱に触れられる施設だ。

 もとは1904年から70年代まで稼働した食器工場の跡地。6本の煙突が記念に残る。大正時代、ノリタケの名を米国に知らしめた、柄を統一した平皿やカップの「ディナーセット」などがここで製造され、各国へ出荷されていったという。

 同社の歴史を映像などで学べるのが「ウェルカムセンター」。純白の生地を開発、ディナー皿の底を平らにする方法の確立に20年かかったという。器の底を滑らかにする技術は、車の部品や注射針などを削る工業用砥石(といし)にも生かされ、同社の主力事業に成長した。

 陶磁器は欧米では「チャイナ」と呼ばれる。「クラフトセンター」では、牛の骨(ボーン)の灰を混ぜた材料を使う、やわらかな雰囲気の高級品「ボーンチャイナ」の製造工程が見られる。焼くと生地内の水分が蒸発し、13%縮むので、それを見越して作るという。

 平皿に絵付けしていた岡田正己さんはこの道27年。「自分の力量をフルに使い、お客さんに喜んでもらいたい」と言う。均一な仕上がりを求められる製品も、熟練した職人の技によるところが大きい。

 敷地内のレストランやカフェはノリタケの食器を使用。「器で味が変わることを、ご理解いただけるはず」とノリタケの森の渡辺潤社長は力を込めた。

案内

 開館時間=午前10時〜午後6時(有料施設は同5時まで)、月曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料=入園無料、クラフトセンター・ノリタケミュージアム共通入場料が大人500円など。交通=JR名古屋駅桜通口から徒歩15分、地下鉄東山線亀島駅2番出口から徒歩5分。問い合わせ=ノリタケの森、電話052(561)7142。

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歴代のディナー皿が展示されているミュージアム内のコーナー

歴代のディナー皿が展示されているミュージアム内のコーナー

「ボーンチャイナ」の最高級品に絵付けする岡田正己さん=いずれも名古屋市西区

「ボーンチャイナ」の最高級品に絵付けする岡田正己さん=いずれも名古屋市西区

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※地図上のピンをクリックすると拡大地図が表示されます。

バックナンバー

  • 開館記念企画展「今、甦る陶磁器明治・大正」
  • ノリタケの森
  • 特別展「没後60年 川合玉堂」
  • 長沢芦雪展
  • 特別展「奈良大和路 春夏秋冬」
  • 東邦ガス ガスエネルギー館
  • イラストレーター 安西水丸 漂う水平線 ホリゾン
  • 奈良美智 for better or worse
  • 天下人の城−信長・秀吉・家康−
  • 愛知・名古屋 戦争に関する資料館
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  • 「蜘蛛の糸 クモがつむぐ美の系譜−江戸から現代へ−」
  • 「三英傑とともに歩んだ浅野長政〜いちのみやの戦国時代〜」
  • 「茶の湯にみる風流−枯淡と風雅−」
  • ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞
  • 「加藤金一郎と丹羽和子−絵は人生−」
  • あいちトリエンナーレ2016
  • 「アルフォンス・ミュシャ デザインの仕事」
  • 「生誕80周年記念 藤子・F・不二雄展」
  • 「パリの巨匠 アイズピリ 描きつづけた80年」
  • 「ジャパン・デザイン−日本の美をもとめて−」
  • 「生誕130年記念 藤田嗣治展 東と西を結ぶ絵画」
  • 「アンコール・ワットへのみち」
  • 幸兵衛窯歴代展
  • 「ルノワールの時代 近代ヨーロッパの光と影」
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  • ポジション2016 アートとクラフトの蜜月
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