低農薬米、うまくできた 岐阜農林高生、魚すむ水田で栽培 − 岐阜新聞 Web

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低農薬米、うまくできた 岐阜農林高生、魚すむ水田で栽培
2016年02月29日 14:04
写真:低農薬米、うまくできた 岐阜農林高生、魚すむ水田で栽培
魚の生息する水田で低農薬で育てた「楽旨米」を手にする高橋佑騎さん(右)と尾崎太一さん=岐阜県本巣郡北方町北方、岐阜農林高校

 岐阜農林高(岐阜県本巣郡北方町北方)流通科学科作物専攻班の3年生が、魚道を整備した低農薬の水田で栽培、収穫したコシヒカリを販売する。「楽旨米(らくうまい)」と名付け、1人暮らしの人や高齢者が手軽に食べられるように、1合分の無洗米2袋と2合分の水を袋詰めしたアイデア商品だ。

 同校は「岐農創生プロジェクト」を掲げ、7学科がそれぞれ新たな試みに挑戦している。環境科学科は、県とともに魚道を設置した水田の環境を調べることになり、その水田で作物専攻班が農業と環境の両立をテーマに米の栽培を研究することになった。

 昨年の冬場から30アールの水田で準備を進め、農薬を抑制して栽培。水田にはコイやナマズ、ドジョウなどが泳いでいたといい、9月に平均的な収量の約1500キロを収穫した。

 商品開発は同班の煖エ佑騎さんと尾舞セ一さんを中心に検討。無洗米加工した1合分を真空包装し、炊飯に必要な水と一緒に販売することにした。無洗米加工は業者に、真空包装は食品科学科に依頼。水はミネラルウオーター「高賀の森水」を製造販売する奥長良川名水(関市)とし、ペットボトルに生徒の案を基にデザインしたラベルを貼った。

 煖エさんは「卒業に間に合ってよかった。非常食としても利用してほしい」、尾浮ウんは「市販よりも甘く、おいしいお米ができた」と自信を語った。

 1000パックを用意し、900パックは4月から1パック500円(税込み)で主に校内の販売所で一般販売する予定。