外国人の子、格闘技で交流 可児市で教室、居場所作り − 岐阜新聞 Web

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外国人の子、格闘技で交流 可児市で教室、居場所作り
2016年07月10日 11:44
写真:外国人の子、格闘技で交流 可児市で教室、居場所作り
パンチやキックをミットで受けながら指導をするダニロ・ザノリニさん(左)=可児市今渡、ブラジリアン・タイ

 可児市今渡で、キックボクシングジム「ブラジリアン・タイ」を経営する日系ブラジル人3世の格闘家、ダニロ・ザノリニさん(35)が、子ども向けの無料キックボクシング教室を6月から同ジムで始めた。子どもの国籍は不問で、外国人だけでなく、日本人の児童も受け入れる。「親の帰りが遅く、家で1人でゲームをやっている子が多い。ジムに来れば、体を動かして新しい友達もできる」と、子どもの居場所作りにと乗り出した。

 ザノリニさんは1999年にブラジル・サンパウロから来日。世界スーパーウェルター級、総合格闘技HEATのキックルールミドル級、打撃格闘技RISEのウェルター級のチャンピオンを獲得している。ジムは可児市のほか名古屋市、愛知県小牧市で経営する。

 ザノリニさんには11歳の息子がおり、可児・加茂地域に住む同世代の外国人の子どもたちが、家に引きこもりがちな現状を知り、彼らの居場所づくりにと、無料教室を開始した。

 対象は5〜12歳。教室ではサンドバッグをたたかせたり、パンチやキックをミットで受けたりするほか、縄跳びなど基礎的なトレーニングもする。毎週土曜の午後6時から1時間実施し、ブラジル人を中心に毎回男女約30人が参加するという。

 日本語とポルトガル語で指導するザノリニさんは「けんかは駄目。あいさつの大切さも伝えたい」と、礼儀作法を重視する。教えのかいもあり、すでに自主的にほうきを手にし、掃除をしてから帰る子もいるという。

 教室についてザノリニさんは「日本の学校になじめない子でも、気軽に来られると思う。外国人の子が日本になじむきっかけになっていけば」と話していた。