ほろ苦さ絶品の味に 手間暇かけ栃餅作り − 岐阜新聞 Web

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ほろ苦さ絶品の味に 手間暇かけ栃餅作り
2017年12月21日 09:29
写真:ほろ苦さ絶品の味に 手間暇かけ栃餅作り
飛騨地域の特産品「栃餅」の製造に励む金田幸夫さん=飛騨市神岡町船津、金木戸屋

 飛騨地域の特産品「栃(とち)餅」の製造が、岐阜県飛騨市神岡町船津の和菓子店金木戸屋で最盛期を迎えている。

 栃餅は、飛騨地域に古くから伝わる冬の保存食。夏場に収穫したトチの実を水洗いして皮をむいた後、ナラの木の灰と湯水で合わせ、あく抜きする。

 山間部は水田が少なく、貴重なもち米を節約するためにトチの実を加えたとされる。手間暇かけて作られるだけに、その味は絶品。なめし皮のような色合いで、トチの実特有のほろ苦さが口全体に広がる。

 同店では、主に市森林組合から入手したトチの実をタカヤマモチに混ぜて作る。昔ながらのきねと石臼でつき上げた後、型枠に入れて2日間寝かせ、切り分ける。店主の金田幸夫さん(65)は「県外で暮らしている地元出身者から年末年始の贈答品として喜ばれている」と話している。

 6個入り1パック700円(税込み)。問い合わせは同店、電話0578(82)0172。