「ドット絵」を彫刻に 現代美術家鈴木さん個展 − 岐阜新聞 Web

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「ドット絵」を彫刻に 現代美術家鈴木さん個展
2017年12月25日 09:04
写真:「ドット絵」を彫刻に 現代美術家鈴木さん個展
ドット絵のような彫刻を手掛ける鈴木一太郎さん(左)と展示企画した廣江貴子さん=名古屋市東区、市民ギャラリー矢田

 岐阜県加茂郡坂祝町酒倉の現代美術家鈴木一太郎さん(29)の個展が27日まで、名古屋市東区の市民ギャラリー矢田で開かれている。解像度の低いデジタル画像に似せた「ドット絵」を立体化した彫刻など、約110点を展示している。

 鈴木さんは頭の中で立体視できる“彫刻表現”を使い、実体とは何かを問う創作活動を続けている。

 今回の展覧会は、過去に鈴木さんの展覧会を手掛けた各務原市学芸員の廣江貴子さん(47)=岐阜市清=が企画し、公募型の「ファン・デ・ナゴヤ美術展」に採用された。

 作品は、ダビデ像のドット絵彫刻や、伝説上の生物を映したプロジェクションマッピング、ドット絵の犬が写り込んだ風景写真など。来場者は、頭の中で2次元と3次元を行き来しながら、揺らぐ感覚を楽しんでいた。

 鈴木さんは「デジタルと彫刻という一番親和性の低いものを介在させることで、現代における新しい価値観の彫刻を発信したい」と話している。