自然栽培した米で濁り酒開発 − 岐阜新聞 Web

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自然栽培した米で濁り酒開発
2017年12月27日 09:46
写真:自然栽培した米で濁り酒開発
栽培した米を使用した濁り酒「稲葉山 いぶき」をPRする利用者ら=岐阜市島新町

 岐阜市で知的、身体の重複障害などがある人の共同作業所を運営する社会福祉法人「いぶき福祉会」(同市島新町)は、作業所の利用者らが栽培した米を使用した濁り酒「稲葉山 いぶき」を開発した。農薬、肥料を使わずに育てた新米を愛媛県の酒造会社に送り、醸造した。来年2月から販売を本格化する。

 昨年から米作りに取り組んでいる。今年は生活介護事業所に通う20〜50代の男女6人が、約3千平方メートルの田んぼでハツシモを栽培した。昨年より多い1350キロを収穫できたため、酒の開発に挑戦することにした。

 伊奈波神社(同市伊奈波通)の土から取り出した酵母を使い酒造りをしている藤井商店(同市西野町)の協力を得て、愛媛県内子町の「千代の亀酒造」で製造。炭酸と白くとろりとした舌触りが特徴で、爽やかなのどごし。ラベルの題字は利用者が手掛けた。

 農作業を担当する職員の森山めぐみリーダー(60)は「利用者が誇りにしているおいしい米を使い、インパクトのある酒に仕上がった。自然栽培に関心がある人や、こだわりの酒を探している人にぜひ飲んでほしい」と紹介した。

 価格は600ミリリットル入りで税込み2200円。今月製造した100本は既に完売した。来年3月まで月に100〜200本のペースで販売する予定で、予約を受け付けている。問い合わせは同法人、電話058(233)7445(12月29日〜1月3日は休業)。