人道の桜満開に オペラ「杉原千畝」27、28日上演 − 岐阜新聞 Web

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人道の桜満開に オペラ「杉原千畝」27、28日上演
2018年01月03日 09:58
写真:人道の桜満開に オペラ「杉原千畝」27、28日上演
オペラ「杉原千畝物語『人道の桜』」の「命のビザ」発給シーン=2015年7月、東京都新宿区、早稲田大(新南田ゆりさん提供)

 第2次世界大戦中に多くのユダヤ難民を救った岐阜県加茂郡八百津町出身の外交官杉原千畝(ちうね)氏の半生を描いたオペラ「杉原千畝物語『人道の桜』」が27、28日、岐阜市学園町のぎふ清流文化プラザで上演される。

 「人道の桜」は、杉原氏の妻幸子さんの短歌で歌曲集を作った作曲家の安藤由布樹さんの提案で始まった。声楽家の新南田(しなだ)ゆりさんが脚本を手掛け、2015年5月にリトアニアで初演。杉原氏の母校早稲田大や都内で公演を重ねてきた。

 二期会会員のオペラ歌手女屋哲郎さんが主役の杉原役を務めるなど多数のプロが出演し、今回は合唱や難民役としてウィーン岐阜合唱団が加わり、総勢60人がステージを繰り広げる。物語は早大入学から始まり、外交官のスタートを切った旧満州時代、「命のビザ」発給の決断、失意の戦後とユダヤ難民との再会などを史実に基づき約2時間で描き出す。

 「千畝さんという人がいたことを音楽の力で伝えたい」と幸子役も演じる新南田さん。県内初公演を前に「ゆかりの岐阜で公演できるのは夢のよう。オペラを通じ、千畝さんの歩んだ人生や功績を体感してほしい」と来場を呼び掛けている。

 開演は27日が午後4時、28日が同2時。全席指定で入場料は4千円。チケットはぎふ清流文化プラザ、マーサ21、チケットぴあで取り扱っている。