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山や活断層にちなんだコーヒー 登山愛好家に人気
2017年12月10日
写真:山や活断層にちなんだコーヒー 登山愛好家に人気
小秀珈琲と阿寺珈琲を紹介する安江健一さん=中津川市加子母、道の駅「加子母」

 岐阜県中津川市加子母にある道の駅「加子母」で販売される、山や活断層にちなんだドリップパックコーヒー「小秀珈琲」と「阿寺珈琲」が登山愛好家らの間で、ひそかに人気を集めている。加子母地区と長野県の境にまたがる小秀(こひで)山(1982メートル)の「こひで」を、英語の「コーヒーデー(コーヒーの日)」と聞き間違えたことをヒントに商品開発。考案者の一人で、道の駅の安江健一さん(43)は「登山やハイキングなど自然の中で、科学を語り合いながら味わってほしい」と薦める。

 アイデアは英会話教室で生まれた。安江さんは道の駅で働きながら地形や地質を研究する科学者で、同市苗木のコーヒー店「ミスター・イングリッシュコーヒー」のトーマス・ギルバート・マクベイさん(52)が開く教室に通っている。

 4年前、レッスンで安江さんが小秀山に登ったことを英語で話題にした。「コーヒーの日」と聞き間違えたトーマスさんは「なぜ、山とコーヒーが関係あるのか」と不思議がったが、面白いと意気投合し商品を企画。トーマスさんが世界各国から厳選したコーヒー豆をブレンドし、満足のいく味を求めた。

 小秀珈琲はブルーマウンテン、フィニステラ、キリマンジャロ、エメラルドマウンテンの山にちなんだ4種類の豆を小秀山の標高1982メートルに合わせて、それぞれ「1対9対8対2」の割合でブレンドした。

 加子母地区などを貫く阿寺断層を研究対象とする安江さん。今年の「山の日」(8月11日)には、第2弾として同断層にちなんだ阿寺珈琲を発売。同断層は1586年の天正地震で震源になった可能性があり、ペルー、インドネシア、グアテマラ、コロンビアの地震多発国の豆4種類を、それぞれ「1対5対8対6」の割合でブレンドした。

 1袋の価格は、小秀珈琲が200円(税込み)、阿寺珈琲が180円(同)。パッケージに「レッツエンジョイ ア コーヒーデー!」と英語で記した。

 安江さんは「単に面白い商品を考えるだけでなく、味にもこだわった。小秀珈琲はまろやかで飲みやすく、阿寺珈琲は苦みが少なく香りがいい」と太鼓判を押す。