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幽玄の美、能面身近に 海津市で岐阜面游会新作展
2018年02月18日
写真:幽玄の美、能面身近に 海津市で岐阜面游会新作展
能面が放つ美しさやあやしさを楽しむことができる新作展=岐阜県海津市海津町菅野、市歴史民俗博物館

 日本の幽玄の美といわれる能面。面の魅力をもっと身近に感じてもらおうと、岐阜面游会の新作展が17日、海津市海津町菅野の市歴史民俗博物館で始まった。伝統の技法を習得した会員の作品18種、20面が展示されている。3月15日まで。

 日本能面巧芸会師範を務める阿部景雲さん(77)=各務原市鵜沼古市場町=が主宰。カルチャーアカデミー岐阜新聞・ぎふチャン大垣教室などで講座を開いており、今回、地元の大垣市や海津市、養老町の会員も参加し、計18人が出展した。

 会場には、阿部さんが打った「童子」「黒式尉(じょう)」「獅子口」をはじめ、豊艶な若い女性の「孫次郎」、高砂で用いる「小牛尉」など、会員が木曽ヒノキから彫り上げ、丹念に仕上げた作品が並ぶ。

 1面を打つのにかかる時間は約100時間。会員らは指導を受けながら1年に1面のペースで制作する。

 阿部さんは「能面は、表情を内面に秘め、喜怒哀楽を一つの造形で表現します。面一つ一つに込められた表情を鑑賞してもらえたら」と話す。