【移動編集局】地方創生〜チカラは地から〜 飛騨編

世界に響く起し太鼓 古川祭

世界に響く起し太鼓 古川祭
大太鼓を載せたやぐらに裸男たちが群がり、熱気に包まれる古川祭の起し太鼓=19日午後8時44分、飛騨市古川町壱之町、まつり広場

 岐阜県飛騨市古川町の古川祭(気多若宮神社例祭)は19日開幕し、勇壮な起し太鼓が繰り広げられた。昨年12月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されてから初めての開催。約800人の裸男が激しくぶつかり合い、持ち前の「古川やんちゃ魂」を存分に発揮した。

 起し太鼓は江戸時代、氏神を迎える準備を告げる合図として太鼓を打ち鳴らし、氏子たちを起こして回ったのが始まりとされる。

 午後8時40分すぎ、やぐらの上の大太鼓にまたがった2人の打ち手がばちを振り下ろし、広場に集まった男たちに出発を合図。「ドーン」「ドーン」と腹の底まで響く音を鳴らし、古い街並みを巡った。

 通りの辻々では、若い男衆が「付け太鼓」と呼ばれる小太鼓を担いで気勢を上げ、やぐらに突進して激しくもみあう場面もあった。昨年より4千人多い約3万2千人の観光客らが訪れ、迫力に圧倒されながら見入っていた。古川祭は20日まで。

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